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zoom RSS 野伏ヶ岳、日照岳へ行ってきました

<<   作成日時 : 2012/01/21 01:16   >>

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好天を狙って、1月18日に野伏ヶ岳、19日に日照岳(ひでりだけ)へ、リタイヤJIISANの特権を生かして急遽出かけてきました。
        野伏ヶ岳山頂からの滑降
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2山とも昨年途中敗退した山で、特に野伏ヶ岳は3日前に登り口まで行ってから逃げ出した因縁の山ですが、今回は幸いにもピークを踏んで来ることができました。

野伏ヶ岳はダイレクト尾根を登り、北東尾根を滑り下りました。林道入口から旧和田山牧場跡までスノーモービルの跡が残り、牧場跡の雪原はズタズタに荒らされていて、少し興醒めでした。もっとも登り林道はラッセル不要で助かりましたが。。。 林道の下部で一部、水流により雪の切れている所がありました。牧場より上部には人の入った痕跡は全く認められませんでしたが、雪は締まっている所が多かったので単独でもそれほど苦労することなく登り上げることができました。
日照岳はトレースが残っていて助かりましたが、この山は殆どが急斜面で登りに随分疲れました。雪質は陽の当たる側と当たらない側で随分違いがあり、北側の谷筋は深雪滑走をまあまあ楽しめました。

以下、日を追っての記録です。

1月17日(火)
天気を調べていてチャンス到来と思い、急遽因縁の野伏ヶ岳と日照岳へ出かけることにした。こんな自由が効くのが暇だけは十分あるリタイヤJIISANの特権だ。
早めの夕食をとってから出発、下道を走り、21時前にお気に入りの道の駅白鳥へ到着、空には満天の星。ここで車中泊する。

1月18日(水)
いつものように4時起床、朝食をとり、テルモスにコーヒーを詰め、5時過ぎに出発、3日前に走ったばかりの山道を走り、閉鎖中のイトシロシャーロットタウンスキー場の横を通って白山中居神社へ、神社前から石徹白川の方へ下り橋の袂の除雪帯へ未だ真っ暗な6時前に到着。少し早すぎたので、車内でウトウトしてから出発の準備をする。今日は暑くなりそうなのでアクエリアスの500mlボトルを取り出しやすいようアウターの懐に収納していこう。

メンバー:単独
用具:アイスランティック・ノマド、TLTコンフォート、スカルパ・マエストラーレ

6:45 林道入口 710m 出発 石徹白川に架かる橋を渡り林道へ入るとスノーモービルの跡が続いている。15日早朝には何もなかったので、その後入ったのだろう。どこまで続いているのだろうか?
ゴツゴツして少し歩きにくいがラッセルよりはマシだろう。600mばかり進んだ所で水が出ていて雪が切れているがスキーのままで何とか渡ることができた。多少のショートカットはしたが殆ど林道を登って行く。

7:51 1000m付近の林道が大きく左へ曲がる所からショートカットコースへ入る。雪は日当たりの良いところはサンクラストしているが影の方はまだサラサラっぽい。

8:12 和田山牧場跡台地入口 1087m ここまでくると正面に野伏ヶ岳本峰が姿を現す。台地雪原はスノーモービルに蹂躙されていて痛々しい。後を振り返ると先日登った毘沙門岳やイトシロシャーロットタウンスキー場が見える。起伏のある台地を進み、途中からアップダウンを避けて林道沿いに進む。日陰では部分的に膝ほどのラッセルとなる。

8:44 1106m 林道が東面壁に当たるところからダイレクト尾根を目指して東面壁の左裾を登り始める。結構きつい登りだ。

9:17  1211mでダイレクト尾根へ抜け出た。ここからは木々が疎らな尾根に沿って登って行く。南向きのためか乗ると割れるようなサンクラストしている。昨年引き返した1670m付近を10:43に通過。

10:54 北東尾根との分岐 1612m 頂上へ続く稜線の南側には雪庇が少しできている。東向きのこの稜線は片栗粉状の少し粘っこい乾燥雪だ。この雪の様子だと北東尾根の方が滑りを楽しめそうだ。雪以外何もないのに山頂付近まで野兎の足跡が続いている。何をしにくるのだろうか?
 
11:09/11:44 野伏ヶ岳山頂 1674m 4時間半弱かかって、ようやく念願の山頂へ到着した。風も弱く日差しもあって寒くないので、スキーを脱いで腰を下ろしテルモスのコーヒーを飲みながら周囲の眺望を楽しむ。北方には白山がその名に違わず真っ白に輝いている。北東方から東には北アルプスの山々や乗鞍、御岳、恵那山等も遠く見える。
シールをはがし、ヘルメットをかぶって滑降開始だ。障害物のない頂上直下のバーンは快適だ。

11:48 北東尾根とダイレクト尾根との分岐 1612m ここで北東尾根沿いに滑降する決心をし、地形をあらためて頭に入れる。斜度は増すが疎林の快適バーンを雪庇に注意しながら小回りで下る。快感!一気に下っては勿体ないので、時々止まっては見上げて写真を撮る。
1300m辺りから、雪崩の心配はなさそうなので牧場跡台地へ向けて東面壁へ滑り込む。この辺りから自分が落とした雪がアンモナイト状になって転がり落ちて行く。濃い木々の間を抜け台地に入る。

12:19/12:44 1070mの平地に入った所で、あまりに穏やかで気持ちがいいので大休止することにする。スキーを脱ぎ、湯を沸かしてカップ麺を作って啜る。至福の一時だ!
ここから、しばらくアップダウンのある台地なのでシールを装着し、スノーモービルに荒らされた雪原を進む。

12:13/12:23 台地入口 1087m シールを外し、もう一度振り返って野伏ヶ岳本峰に別れを告げてから桧林と雑木林の境を下る。雪質がコロコロ変わりややテクニカルな滑りを要する。林道合流後も時々ショートカットするが滑り難い。雪切れしている所はショートカットでかわすつもりだったがタイミングを失してしまった。もう少し手前で入ればよかった。 

13:45 林道入口 710m 無事因縁の山の頂上を踏み下山することができた。素晴らしい景色を独り占めし、殊に上部域では素晴らしい滑降を楽しめ、そしてリスや小鳥以外の生き物と合うこともない静寂を楽しむことができた。汗を沢山流しながら登った甲斐があったというものだ。

<沿面距離:13.3km、累積高度;±1185m>

        林道入口
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        雪切れした林道(下山時撮影)
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        和田山牧場跡台地入口(野伏ヶ岳本峰が顔を出す)
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        振り返ると4日前に登った毘沙門岳(左端)が見える
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        牧場跡台地はスノーモービルに蹂躙されていた
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        ダイレクト尾根1400m付近から山頂を望む
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        ダイレクト尾根1600m付近からの山頂
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        北東尾根分岐辺りからの山頂
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        山頂からの白山
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        遠く北アルプスや乗鞍、御岳
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        北東尾根分岐からのダイレクト尾根俯瞰
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        北東尾根俯瞰
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        1350m辺りから北東尾根を見上げる
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        台地からの野伏ヶ岳本峰(左のダイレクト尾根を登り、右の北東尾根を滑った)
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        駐車地点(野伏ヶ岳の白い山頂部が僅かに見える)
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        GPSログ
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        おまけ(休止中のイトシロシャーロットタウンスキー場に15日につけたシュプールがまだ残っていた)
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道具を片づけ、車を走らせ、石徹白の集落まで来た時、郵便配達の車に出会って何故かホッとした。この後、156号へ出て北上し、道の駅荘川へ向かう。途中ひるがの高原スキー場の下を通ったが、残念ながらがら空きだった。
道の駅荘川へ着いたら私と同じ販売店(LTキャンパーズ)から購入したジル480に乗るKさんという方にお会いし、しばらくキャンピングカー談義をする。この後、桜香の湯にのんびり浸かって疲れを癒してから道の駅で車中泊した。

1月19日(木)
今朝もいつものように4時起床、朝食をとり、テルモスにコーヒーを詰め、5時過ぎに出発、156号を御母衣湖沿いに北上し、福島保木トンネル手前の除雪された駐車帯へ到着、今朝も早すぎたのでしばらく仮眠してから出発準備する。今日も暑くなりそうなのでアクエリアスの500mlボトルを取り出しやすいようアウターの懐に収納していく。

メンバー:単独
用具:アイスランティック・ノマド、TLTコンフォート、スカルパ・マエストラーレ

7:18 入山口 783m 登り始めてから忘れ物に気付いて戻ったりしてようやく本当の出発、入口は細めの林道のようだ。登りと下りのトレースが色々残っており、有難く登りトレースを使わせて頂く。最初は傾斜が緩いが直ぐに急登となり、これが延々と続く。南面側のトレースは大分固くなっていて急な所はシールが滑り、腕力で押し上げたり、無理な所は緩めのラインを自分でとって高度を稼いでいく。

8:45/8:55 1140m ここで堪らず休憩、羊羹をゼリー飲料で流し込む。ここから少し傾斜が緩むが直ぐにまた急登となる。

9;25 1273m ここも100m程の間傾斜が緩むが、直ぐに急登となる。

10:30/10:35 1534m またまた堪らず休憩、汗びっしょりだ。ここから傾斜はやや緩み南へ曲がる。リスが目の前の木立から2〜3m程離れた別の木の枝に飛び移って行ったのには驚いた。1650m辺りの痩せ尾根を抜け、1700mで広場のような所に出るとドームのような山頂部が目の前に現れる。

11:26/12:02 日照岳山頂 1751m ようやく着いた。古いトレースに大分助けられたが中々きつい登りだった。山頂部の北側には木々が生えている。その中の岳樺に「日照岳」の標識が針金で括りつけられている。弱い風はあるが寒いほどではない。ザックを下ろし、スキーのシールを外してからスキーに腰掛けてしばし休憩、テルモスのコーヒーでアンパンを喉に流し込む。
北北西の方向に三方崩れ山が綺麗に見えるが、白山は既にぼんやりとしか見えない。北アルプスの山々も2500m辺りから上は既に雲に隠れて見えない。天気は下り坂のようだ。
ヘルメットをかぶって滑降開始、ドーム状を滑り下りる時、丁度正面から航空自衛隊のT-4ジェット練習機が1機低空飛行で飛んできた。止まって手を振ると、飛び去りながら翼を小さく左右に振ってくれたように見えた。(気のせいかなー)
痩せ尾根は慎重に滑り下りる。

12:13 1534m ここまでは登りトレースを辿って滑り降りてきたが、ここからは左手の谷へ入り込んで滑る。東面から北面向きだけあって雪質もまあまあだ。

12:32/12:36 1282m ここまで来たらボーダー3人、女性スキーヤ1人の4人パーティーが休んでいた。今日も誰にも会うことはないだろうと思っていた私もビックリしたし、彼らも突然上から人が下りて来て驚いていた。地元の若者達で、しばらく話し込み情報交換する。
この先から左手の谷に入り込み滑りを楽しむが、標高が下がるにつれ雪が重たくなってきた。この谷も下部は水流が出ているので近づきすぎるのは危険だ。

12:57 入山口 783m 好天にも恵まれ昨年のリベンジを無事果たすことができて満足だ。それにしてもきつい登りだった。

<沿面距離:7.9km、累積高度:±1051m>

        入山口(下山時撮影)
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        1100m当たりのブナと桧の混合林
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        1440m付近のブナ林
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        1580m辺りから御母衣湖越しの北アルプスと乗鞍、御岳(上部は雲の中)
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        痩せ尾根付近
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        日照岳山頂
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        日照岳山頂
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        山頂標識
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        山頂からの三方崩山
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        山頂からの白山(霞んでいる)
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        山頂から南西方向(中央左の小さな白い三角頭は野伏ヶ岳)
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        山頂ドーム部を見上げる
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        GPSログ
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        おまけ(道の駅荘川から見た日照岳)
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この後、高山、平湯を経由して信州中央部の実家へ遅ればせながらの新年のご挨拶を兼ねて向かい、実家泊 

1月20日(金)
最近あまり雪の積もることがないという信州中央部だが、昨夜来の降雪で15cm程積もり、まだ降り続いている中、自宅へ向け出発、13時過ぎに無事帰宅できました。

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エアマックス 95
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2013/07/10 07:03

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コメント(2件)

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ファントムさんこんばんは!
勝山市在住のゲンゴロウです。今後ともよろしくお願いしますネ。
記録を拝見させて頂きました。体力があるなぁ〜と実感しました。そして単独行での山。そしてファットスキーを使っているんですね。イイナぁ〜。
これからも楽しい記録を拝見させて頂きますネ。
そして、山でボクを見かけたときは気軽にお声をかけて下さいね。
ゲンゴロウ
2012/01/25 18:05
ゲンゴロウさん今晩は!
拙いブログにご訪問頂き有難うございます。ゲンゴロウさん達の残されたトレースのお陰で昨年途中退散した日照岳へ登ることができ感謝感激です。
ゲンゴロウさんの山行経験に比べればお恥ずかしい限りですが、少しでも長く山に入り続けたいと思っています。
今後、福井方面の山へも出かけたいと思いますのでお会いした際は宜しくお願いします。
ファントム
2012/01/25 19:17

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