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zoom RSS 降雪直後の猫岳、おまけの野麦峠スキー場

<<   作成日時 : 2012/03/16 17:36   >>

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3月14日に降雪直後の猫岳へ行ってきました。50cm以上降ったようで、頼みのトレースは下の急斜面上部までしかなく、後は延々と一人ラッセルとなりました。2500m辺りから上部はカチカチのクラスト面が部分的に露出していました。下りは多分今年最後になるであろう新雪滑降を存分に楽しむことができました。翌15日は久し振りに野麦峠スキー場で長距離高速滑走を楽しんだ後、松本へ抜け、カモシカスポーツ、実家を経由して昨夜帰宅しました。

        猫岳山頂からの上高地方面(焼岳や霞沢岳は見えるが穂高の峰々は雲に隠れてしまった)
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前回、前々回の山スキーは途中撤退、気候の方も大雨が降ったり、寒さがぶり返したりと、何かすっきりしない状態が続いていたが、12日から13日にかけ平湯周辺でも降雪があり、これを狙って山スキーに行くことにする。
目的地は四ツ岳か猫岳の何れか、両方の準備をし、最終的には現地の状況を見て決めることとする。それと折角ここまで出かけるのだから空いたスキー場をすっ飛ばしてみたい。それには野麦峠スキー場が最適だ。ここは山スキーを始める前までは毎年滑りに行っていたお気に入りのスキー場で、標高が高いため雪質も良好なことが多く、広く、長く、適度な急斜面もある穴場的な存在だ。しかも平日のシニアのリフト料金は1500円と超お得らしい。


3月13日(火)
昼過ぎに家を出て、いつものように41号線を北上する。雪は飛騨小坂辺りから目に付くようになる。16時前に猫岳入山口の久手牧場下の駐車帯へ到着、飛騨ナンバーの車が2台停まっているが人影はなし、石垣の右側からトレースが付いている。ストックを差し込んでみると50cmほど沈む。
平湯トンネルを抜け、四ツ岳の入山口に当たる平湯キャンプ場の駐車場へ様子を見に入る。しかし人が入った痕跡はなし。四ツ岳へは登ってみたいが、累積標高1500m弱を一人ラッセルはキツイし、カリカリのオープン急斜面の上に積もった新雪の雪崩も怖い。ここはあっさり諦め、明日は雪崩リスクも小さい猫岳へ行くことにしよう。トレースも残っていることだし。
ひらゆの森でのんびり温泉に浸かってから平湯バスターミナルで車中泊する。

3月14日(水)
4時過ぎに起きだし、朝食をとり、テルモスにコーヒーを入れて出発、念のため平湯キャンプ場の駐車場へ入ってみるが、やはり誰もいない。久手牧場下の駐車帯へは6時に到着、途中、輝山入山口に所沢ナンバーの車が1台停まっていた。早速出発の準備をする。念のためクトー以外にアイゼンも持参する。

メンバー:単独
用具:アイスランティック・ノマド、TLTバーティカルFT、スカルパ・マエストラーレ

6:22 1400m 駐車帯出発 いつもと反対側の石垣の右側からトレースに従って登っていく。トレースを辿るのは本当に楽で。20分強で下部急斜面を登り上げる。

6:45 1510m 下部急斜面上部 ガーン、トレースはここまで。昨日のトレースの主さん達は、ここまで来て左手のバーンを滑り降りたようだ。ここから先は一人ラッセルとなるであろう、先が思いやられる。でも、ものは考えよう、ここまで楽させてもらったと思えばいい。
沈み込み量はこの辺りで30cmほど。快晴の牧場切り開き帯を気持ちよく登って行く。

7:17 1660m シンボルツリー 朝日が登り始め、シンボルツリーが光り輝いて見える。西の方には白山も綺麗に見える。尾根筋に入り、吹き溜まりでは膝上になるところもある。急な上部は少し遠回りになるが林道を辿る。傾斜が緩み、しばらく進むと夫婦松の平へ飛び出す。
 
8:45/9:00 1970m 夫婦松 奥の建物の下で腰を下ろして休憩してから再出発、尾根通しにスカイラインをショートカットしながら登って行く。針葉樹が濃い所では、積雪が少ない所もあるが、沈み込み量は20〜40cm。途中スカイラインと3回交差するが、笠ヶ岳や穂高の峰々、槍の穂先も望むことができる。この快晴が山頂まで持ってくれることを祈るのみ。枯れ木ばかりのオープンバーンに出るとスカイラインはすぐそこだ。

10:57/11:02 2290m スカイライン交差 ここでエネルギー補給、前方に猫岳山頂が見える。その左鞍部には四ツ岳山頂も小さく頭を出している。
ここからはスカイラインを進む。しかし、何故かこの平坦なスカイライン歩行が最もきつく感じられた。100歩ほど進んでは停まって息を整える。なかなか前へ進まない。
500m程進んでスカイラインが左へ小さくカーブする手前で左の斜面へ取り付く。濃い針葉樹林の中を斜登高していく。2450m辺りで森林限界を超える。いつの間にか雲があちこちに湧きだしている。2500m辺りから上ではシュカブラとカチカチに凍った雪面が混在している。気温も既に-10℃以下に下がっている。ここでクトーを付ける。ついでに帽子もヘルメットに替えておく。

12:53/13:12 2581m 猫岳山頂 大分時間がかかってしまったが、なんとか一人ラッセルで山頂まで来ることができた。最近、猿ヶ山や乗鞍ツアーコースで途中敗退が続いていたので、やっぱり嬉しい。
残念ながら2700m辺りより雲の層ができていて、肝心の北アルプス南部の峰々は頭を隠している。四ツ岳や大崩山に人影は見当たらない。
山頂から少し東へ移動して岩陰で、シールを外し、ガタガタ、カリカリの斜面を下り始める。大崩山との鞍部まで来ると滑り易くなる。来た時と同じように針葉樹林帯をトラバース気味に下って行く。樹木の間隔が若干広くなる所を見つけては小回りを入れる。スカイラインへ飛び出すと、登りトレースを下る。これが意外に太腿に堪えキツイ。

13:34/13:50 2290m スカイライン交差 ショートカットに入る手前でスキーを脱ぎ、腰を下ろして休憩、アンパンをコーヒでお腹に流し込む。ここから下は雪が意外に軽かったため狭い樹間の滑降も気にならなかった。

14:06/14:10 1970m 夫婦松 ここでも小休止、振り返ると、猫岳山頂が見送ってくれている。緩い樹林帯を過ぎると樹間の広い急斜面に出る。浮遊感のある小回りで気持ちよく滑り下りる。急な尾根を下った1680m地点に右側の谷へ下るスキーの滑走跡があった。どうやらここまではどなたか上がって来たようだ。
ここからも傾斜は緩いが雪質が比較的良かったので楽しく滑れる。
対面の輝山の斜面にも何本かのシュプールが見える。
 
14:35 1510m 下部急斜面上部 最後の急斜面は右手のオープンバーンを下る。楽しい!林道沿いに移動し、雑木林を突破して石垣沿いに下って国道へ出る。

14:42 1400m駐車帯帰着 無事下山出来ました。ヤレヤレ! 丁度帰り支度を終えた飛騨ナンバーの車の方がみえたのでお声掛けすると、1680mからの滑走跡の主さんで「粉雪時報」編集長のCOVAさんでした。

<沿面距離:12.0km、累積標高:±1390m>

        駐車帯(いつもと逆の方から登り始めた)
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        ほおのき平スキー場越しの白山
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        光り輝く1660mのシンボルツリー
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        影
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        夫婦松の平から乗鞍方面
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        笠ヶ岳と抜戸岳(?)
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        岳沢と穂高の峰々、中央樹木の左には小さく槍ヶ岳
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        スカイライン越しの猫岳(鞍部に小さく四ツ岳)
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        森林限界からの猫岳山頂部(光っている所は氷結面)
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        強風の産物シュカブラ(奥は四ツ岳)
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        山頂から畳平方面
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        森林限界上のシュプール(モンスターは既に消滅)
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        シンボルツリー下部のシュプール
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        国道158号から見た下部急斜面のシュプール(斜面中央下部の小回りが私のもの)
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        GPSログ
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ブーツを脱いでいると家内から電話がかかってきた。4年ほど前の夏、剱岳へ早月尾根から日帰り登山した際、山頂で携帯(ソフトバンク)が通じたので「ただ今山頂」などとメールし、ヘロヘロになって下山、18時近くにようやく携帯の通じる所まで出て家内に電話したら、「早い時刻に山頂に着いたのに、17時になっても何の連絡もない。下山中に谷へでも落ちてしまったのでは。遭難届を出さなければ。挙句は葬式の挨拶はどうしようなどと考えていた」とこっぴどく叱られたことがある。
以来、下山後直ちに電話連絡を入れることにしている。普段は13時から14時には下山することが多いが、今日は、15時近くなっても下山連絡がない。先日も近くの山で遭難騒ぎがあったばかりで、どこかで雪に埋まっているのではないかと心配になったとのこと。・・・自分では事前に下調べをしっかりやって行動計画を立て、想定されるリスクと対応策も考え、行動中も現況把握と計画とのずれを意識し対応策等も常に考えながら、安全には十分留意し慎重に行動しているつもり。(従って根性無しの撤退も多い)・・・しかし、世間一般の常識では「危ない雪山」へ入る事になる。しかも「歳も歳」。更に「単独行」・・・いつも心配してくれて有難いし、心配ばかりかけていて申し訳ないと思う気持ちと、一方で雪山の魅力は裁ち難い。・・・悩ましい問題です。・・・今まで以上に慎重な行動を心がけ、できれば仲間をみつけて単独行を避けることあたりが落とし所ということか。

話が横道に逸れてしまったが、この後、道具を片づけ、ひらゆの森で疲れを癒してから、平湯トンネルを抜け、野麦峠スキー場へ移動し、車中泊。時々小雪が舞っている。


3月15日(木)
5時過ぎに目を覚ますと神戸ナンバーの車が1台あるのみ、リフト運転開始は9時からのため、スパゲッティーを茹でゆっくり朝食をとる。
8時半を過ぎると車も10台以上に増えている。今日は、ウェアもスキー用具もゲレンデスキー・モードだ。リフト券はシニア休日券が3000円、平日は休日の半額ということで1500円と超お得だ。
天気は上々、9時の運転開始と共に長さ1600mのスカイライナーへ乗り込む。先ずはパノラマコース、立て水の坂、トレーニングバーンを通して(全長1800mほどか)、ノンストップで4本滑る。雪面は適度に締まっていて滑りやすい。山スキーでは中々できない高速滑降を楽しむ。
その内に上部の長さ1060mのスカイラビットが運転を始めたので乗り込む。この山頂駅からは天気が良ければ御岳山、乗鞍岳等が見えるが今日は雲に隠れて一部しか見えない。
全長1200m(?)ほどのチャンピオンコースやエキスパートコースをノンストップで4本滑る。こちらもコンディションは上々で高速ターンが気持ちよく決まる。
最上部(標高約2100m)から最下部(標高約1450m)まで約3kmをノンストップで滑り降りてから、スカイライナーで上がった所にあるレストハウス樹海でしばし休憩。平日のためか客は数人のみ。10年以上前、スキーヤーが溢れて中々席が空かなかったことが嘘のようだ。
休憩後はスカイラビットを使ってエキスパートコースで急斜面小回りを4本、非圧雪のユリワリコースの脇に残った僅かな深雪を2本滑ったところで11時半になったので打ち止め、最上部から最下部までノンストップで下りて終了。
長距離高速滑降は楽しい。身も心もスッキリした。

        ベースから見上げる(左のリフトはスカイライナー)
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        同じくベースから見上げる(右上部の小さな白い所もゲレンデ)
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        スカイラビットからチャンピオンコースを見る
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        スカイラビット山頂駅の正面には乗鞍岳(雲に隠れている)
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        非圧雪のユリワリコース
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車へ戻り、荷物を片づけながら湯を沸かしてカップ麺を食べ、12時半にスキー場を出発、松本のカモシカスポーツへ寄って小物を調達してから、実家へ顔を出し、15時過ぎに出発、帰宅の途へ。20時前に無事帰宅。

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コメント(2件)

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14日、天気予報を見ていた良さそうだなと思ってました。やはり、出動されたようで、天気も雪も良かっつたようで何よりです。単独は、リスクがあります。日程、天気等合えば、今後もよろしくお願いいたします。
山スキー仲間k
2012/03/17 14:32
大分時間がかかりましたが何とか登り切り、下りは新雪を十分楽しむことができました。
家内からはよく単独行は止めるよう言われます。これからも是非ご同行をお願いします。
ファントム
2012/03/17 15:33

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