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zoom RSS 燧ヶ岳柴安ーへ行ってきました

<<   作成日時 : 2012/05/10 13:35   >>

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5月8日、念願の燧ヶ岳柴安ー(しばやすぐら)へ山スキーで登ってきました。これで100名山も93座となりました。うち30座が山スキーによるものです。たった往復5時間の柴安ー登頂のためにあしかけ4日間、全走行距離1081km、何とも費用対効果の悪い山行でしたが、大分雪も減っていて、無理してこの時期に行って良かったと自分に言い聞かせています。

    燧ヶ岳柴安ー山頂にて(雪は消えています)
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    GPSログ(今回は柴安ーまで達することができました)
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燧ヶ岳の柴安ーは私にとって因縁の山で、昨年5月は雨に祟られて俎ー(まないたぐら)まで山スキーで登ったものの、そこで諦めて東日本大震災の復旧のお手伝いに向かった。そして10月初めにも2回目のお手伝いの帰路、会津駒ケ岳登山の翌日に柴安ーまで登るつもりでいたものの思わぬ降雪と冷え込みのため入山そのものを諦めて別の山へ移動してしまっている。

今年のゴールデンウィーク前半は薬師岳山スキーを満喫したが、後半は東京から帰省した息子夫婦と一緒に伊勢志摩方面へ旅行に出かけ、6日早朝に送り出したばかり、そして12日には姪の結婚式がある。このような中で、どこへ燧ヶ岳を入れ込むか、まだ登っていない皇海山も行程に組み込めればいいのだが、、家内からはあまり酷い顔で結婚式へは出ないでと云われるし、、天気予報とも相談して最終的に決めたのが、6日(日)夜発で、8日(火)に燧ヶ岳へ登り、9日帰宅という費用対効果最低の計画だった。

以下、日を追っての記録です。

5月6日(日)
夕食を済ませ、風呂にも入って、18時過ぎに出発、珍しく中央道に入り、小黒川PAで車中泊する。このPAは大型車用駐車地から離れた所に小型車用のロータリー状駐車地があって静かで快適です。

5月7日(月)
5時過ぎに小黒川PAを出発、岡谷ICで長野道を下りて、和田峠を越えて18号線に入り、軽井沢からバイパスで入山峠を抜けて群馬県安中に入る。高崎で朝の通勤渋滞に嵌る。高崎市内では直進と、右、左折レーンがハッキリ分れていて、のんびり左レーンを走っていたら直進できなくなってしまい、思わぬ回り道をするという失敗もあった。
みどり市を経て122号線に入り、これをひたすら北上、日光を経て、121号線に入ってこれもひたすら北上、ようやく福島県に入って、352号線を今度は西進し、大分進んだところでようやく南進、檜枝岐村へは15時前に到着、長いドライブだった。
一旦御池(みいけ)まで様子を見に行く。七入りから先では勢いよく雪解け水が道路を流れている。駐車場には4〜5台停まっているのみだ。
檜枝岐村中心部へ戻って、燧の湯へ浸かり、ミニ尾瀬公園の駐車場の片隅を借りて、ここで車中泊とする。同じような車が他に2台あった。

5月8日(火)
4時起床、朝食をとってから御池へ向けて出発、途中、真丸のお月さんが燧ヶ岳の横に残っていた。御池駐車場へは5時過ぎに到着、駐車場の片隅にテントが1張り張ってある。
早速出発準備を開始、部分的に急斜面があるためクトーと、そして柴安ーへの雪壁を登るのに必要になるかも知れないのでアイゼンも持つこととする。また、暑くなりそうなのでハイドレーションにアクエリアスを1リッター入れて持って行くこととし、冬眠から覚めた熊との遭遇も心配なので大きめの熊鈴とホイッスルも持って行くことにする。
それと家内から念押しされているので日焼け止めを念入りに顔に塗りたくっておく。

メンバー:単独
用具:ホーガン・アルパイン、TLTスピード、スカルパ・マエストラーレ

5:45 1503m 御池駐車場出発 泥で真黒になった雪の山をつぼ足で乗り越えた所でスキーを付ける。大きな凹凸のある地形をしばらく進むと広沢田代下の急斜面へとりつく。折角持ってきたのでクトーを付け、アウターを脱いでザックの蓋に挟む。上部のやや開けた急斜面を斜めに登り上げるとほどなく広沢田代の平に出る。平坦地ではクトーは抵抗になるので外す。

6:32 1770m 広沢田代 雨溝が広がっている。先には熊沢田代下の2段の急斜面が待っている。振り返ると会津駒ケ岳が真っ白な山頂部を見せている。1段目の急斜面を登りきった辺りで丁度1時間経った。
2段目の急斜面を登りきってなだらかな斜面を登って行くと1986mピークに出る。ここで正面に燧ヶ岳山頂部が大きく現れる。ここから30mほどシールを付けたまま滑り下りる。

7:14 1960m 熊沢田代 部分的に木道が露出している。昨年は出ていなかったように思うが。
ここからしばらくは浅い谷沿いに登って行く、やがてオープンバーンに出るが、ハイマツで雪が切れているところがあるので左へトラバース気味に登って行く。斜度が緩んでくると俎ーが見えてくる。
俎ーへは東側から巻くように雪が繋がっていて、登りきると大きな岩が露出した俎ー山頂部の直ぐ下だ。ここにスキーをデポする。

8:16/8:31 2346m 俎ー 2時間半ほどで俎ーへ着いた。しかしここが終点ではない。流石にここまで登ると風が冷たいのでアウターを着こみ、初めて腰を下ろして休憩する。
南東方向眼下の尾瀬沼は端の方の水面が一部出始めているようだ。南西方向の尾瀬ヶ原も白い部分が昨年よりやや少ないような気もする。
少し腹ごしらえしたら柴安ーを目指して出発する。俎ーの西面は完全に雪が消えて、夏道が出ている。兼用靴では大きな岩伝いは歩きにくい。少し下るとハイマツの間の泥濘道になり、鞍部に出る。雪は完全にグサ雪になっているのでアイゼンは付けずにつぼ足のまま柴安ー直下の急な雪面に取り付く。
大岩の右横の上部辺りが60度以上あるだろうか最も傾斜が急だ。右側は落っこちても20mほど下に平らな雪面があるので気が楽だが、左側は大分切れ落ちているので慎重に登って行く。傾斜が緩むと柴安ーはすぐそこだ。

8:51/9:05 2356m 念願の柴安ー山頂へ到着、3時間と少々、思ったより呆気なく着いた感じだ。尾瀬ヶ原の先には至仏山が鎮座している。昨年の至仏山から平ヶ岳への山スキー行で熊に会ったのはあの辺だな、平ヶ岳の右には中岳を挟んで、先月登った越後駒ケ岳も薄らと見える。
セルフタイマで写真を撮ったら下山開始だ。
大岩上部の急斜面は誰も見ている人がいないのを幸いに雪面に這いつくばるようにして下った。(格好悪い!)
  
9:33/10:07 2346m 俎ー 再度休憩して腹ごしらえし直す。30分も休んでしまったので、ボツボツ下り始めるとするか。
シールを外し、ビンディングとブーツを滑降モードにして滑り始める。上部の大斜面はグサ雪になってはいるものの雪面が痛んでいないので快適な滑降が楽しめたが、樹林帯に入るとスプーンカットやうねりが多くなり、消化滑りだ。
見通しの効かない樹林帯では念のため時々ホイッスルを吹き鳴らしてから滑り始める。

10:15 1958n 熊沢田代も雨溝が顕著だ。ここから登り返しがあるがシールを貼るほどではないのでビンディングだけヒールフリーにして斜登高して行く。ここで今日初めて人に出会いホットする。キリンテ橋の近くに泊ったという3人パーティーだった。

10:27 1986mピーク ここからも時々ホイッスルを吹き鳴らしながらの消化滑りが続く。樹林帯の中は落ち葉や枯れ枝が散乱しているが、滑りに支障があるほどではない。

10:32 1770m 広沢田代 雨溝が酷く、ブレーキのかかるような雪質も所々あるので滑り難い。広沢田代下の急斜面は雪面の汚れが一層酷くなり、雪割れが始まっている所もある。
急斜面下の大きな凹凸地形を滑り抜けると駐車場が見えてくる。

10:45 1503m 御池駐車場 丁度5時間の山行だった。

<沿面距離:10.4km、累積高度:±1093m>

今日は薄雲が広がっていたお陰であまり日焼けせず(もっとも既に顔は真黒ですが)に済んで良かった。泥や落ち葉でスキーもブーツも大分汚れてしまった、途中の沢水で洗うことにしよう。

ご夫婦連れの観光客が物珍しそうな顔をして話しかけてきたので、しばらく雑談してから荷物を積み込み、1000円の駐車代金を支払って下山開始。
ブナ平下の沢水が流れ出ている所でスキーとブーツを洗い、スキーにワックスを簡易的に塗ってから檜枝岐へ向かう。
お気に入りの燧の湯は丁度清掃が終わって営業を始めた所だった。気持いい源泉かけ流しの温泉で汗を流す。

    七入り手前からの燧ヶ岳とお月さん
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    御池駐車場
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    広沢田代から熊沢田代下急斜面を望む(雪面はガタガタだ)
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    熊沢田代下急斜面(登りトレースが残っていた)
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    広沢田代越しの会津駒ケ岳(上部はまだ真っ白)
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    熊沢田代からの燧ヶ岳(既に木道が一部露出していた)
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    熊沢田代からの平ヶ岳
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    燧ヶ岳肩から振り返る(熊沢田代越しの会津駒ケ岳、右の谷は檜枝岐中心部)
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    俎ーからの柴安ー(中央大岩の右の急斜面を登る)
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    鞍部から柴安ーを見上げる(右側の下部は平だが左側は切れ落ちている)
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    燧ヶ岳柴安ー山頂
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    尾瀬ヶ原越しの至仏山(尾瀬ヶ原の雪は昨年よりも少ない?)
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    柴安ーからの平ヶ岳、中岳、越後駒ケ岳遠望
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    柴安ーからの俎ー(西面は夏道が完全に露出している)
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    柴安ー大岩右上急斜面(結構急だ)
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    俎ーにて
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    俎ーからの尾瀬沼(端の方は一部水面が出始めたようだ)
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    今日唯一出会った3人パーティーが熊沢田代を登って行く
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    御池駐車場入口(ゴールデンウィーク中は混雑しただろうが、今は閑散としている)
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    燧の湯
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    燧の湯の源泉かけ流し露天風呂(渓流越しにピンク色の山ザクラが見える)
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さあー、帰るとするか。今日は無理しない範囲で行ける所まで行くことにしよう。
道の駅たじまでタラの芽とコシアブラを買って冷蔵庫にしまい、来た時と同じ道を戻る。日光を過ぎ、皇海山を庚申山経由で登る場合の登山口銀山平への入口を確認し、更に南下する。
高崎市街を通過したのは夕方の通勤ラッシュの時間帯、のんびり走行して、富岡で夕食をとり、道の駅しもにたへ19時過ぎに到着、ここで車中泊する。

5月9日(水)
ゆっくり起きて、手持ちのもので朝食をとり、254号線で荒船山の近くを通り抜けて佐久へ抜ける。この辺りの道は初めてなので、初めてついでに麦草峠を走り抜けることにする。すれ違う車も極端に少ない299号線を通って茅野へ出て20号線を走り、実家へちょこっと顔を出し、19号線を走り抜けて15時前に無事帰宅。
山スキーよりも車を運転していた印象の方が強く残るあしかけ4日間、全走行距離1081kmの淋しい長旅でしたが、途中の新緑と色鮮やかな花々が気を紛らわせてくれました。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は〜♪

レポ、見て頂き有難うござます!!

燧ケ岳の雪もだいぶ減りましたね 0--0
でも、しっかり柴安ーまでは、流石!ですね


山では、まさか!が多いですが
初出会いや、GW前半は、まきChinさん達と一緒・・・
そして、明けは同じ燧ケ岳。。。と・・・^−^

また、どこかで再会したです 

リンクもさせて頂いて良いですか??
みい
2012/05/17 22:02
みいさん
JIISANの拙いブログにご訪問頂き有難うございます。
是非どこかのお山で再会したいものです。
リンクの方宜しくお願いします。私の方もリンク張らせてさせて頂きます。
ファントム
2012/05/17 22:21

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