キャンピングカーで行く山スキーと山歩き

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zoom RSS 富士山剣ヶ峰から滑ってきました

<<   作成日時 : 2012/06/05 23:21   >>

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6月4日(月)、束の間の好天を狙って富士宮口から登り、山頂剣ヶ峰から滑走してきました。これで富士山剣ヶ峰は夏山1回、春山スキー2回目です。年甲斐もなくあわよくばお釜へも滑り込みたいなどと大それたことも心の片隅にありましたが、山頂へ着いた時はヘロヘロ、お釜を覗き込んだだけで逃げ帰りました。今回で今シーズンの板納めとします。

    富士山頂にて
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    GPSログ(下りで位置誤差が多く出ている)
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富士山を滑ってから今シーズンを終えようと、5月中旬から天気予報を眺めながら機会を待っていました。私の場合、カチカチに氷結した急斜面の登高や滑降をするほどの自信はありませんので、日中の気温が氷点以上に上がり、勿論好天、かつなるべく風も弱いというのが条件です。条件が整いそうな時に限って用事が重なったりして、今シーズンは無理なのかなと思い始めていた矢先、6月4日(月)に整いそうな予報が出ましたので、前日3日の午後出発しました。
なお、私はキャンピングカーで移動するとき、普段は高速道路はほとんど使いません。時間は十分ありますので、下道をトロトロと走る方が車内も静かだし、燃費も良いし、そして何より高い高速道路代もいりません。しかし、流石に今回は人口密集地ばかりを経由する国道1号線を走る気にはなれず、東名高速道路を使うことにし、折角なので開通したばかりの新東名高速道路のキャンピングカーでの走り心地もか確認してみることにします。

詳細な記録等は後段で述べますが、、
・6月4日時点で、2回雪渓の乗り換えを要するものの山頂から新6合目上部の2650m地点までスキーで下りることができた。上部の雪は豊富で、まだブルドーザ道の除雪は全く手がつけられていない。7月1日の夏山開きはどうなることか?
・新東名高速道路は、3車線区間が多く、急なカーブや急坂がない、トンネルも幅が広く側壁が遠くに感じられるほど、照明も前方の車が視認しやすいなど極めて走り易かった。特に車重の大きいキャンピングカーには急坂がないのが有難い。気になった点としては、高架部などの防音壁に透明板が多用されているが、これに前走車の姿が映り、時々「並走車あり?」と錯覚しそうになることがあった。トンネル内では前走車は良く見えるが、前照灯非点灯の後続車が極めて判りずらい。トンネル内での車線変更時には特に注意を要する。新東名のデータが入っていないカーナビが「リルート開始」を連発するのが騒々しかった。


以下、日を追っての記録です。

6月3日(日)
昼食後出発、春日井ICから東名高速へ乗る。日曜のせいかトラックが少ない。三ケ日JCTから新東名高速へ入る。NEXCO中日本の説明通り走りやすい。本線の混雑は感じられないのにSAやPAは「混雑」の電光表示が出ている。静岡SAへ入ってみると、確かにパーキングエリアはほぼ一杯、SAはまるでショッピングモールのようだ。ドッグランや小さな子供達が喜びそうな芝の小山もある。トイレもここまでやるのと云うくらい素晴らしい作りだ。
新富士ICで下り、富士宮市街のスーパーで食糧を買い出しし、富士山スカイラインで新5合目へ向かう。途中標高1500m辺りで小雨帯を通過、新5合目へは18時前に到着、雨は上がっていた。
駐車場には車がチラホラ、テントも2張りあった。夏道登山口は完全にクローズされている。登り口を探すと東側のブルドーザ登り口の近くにあった。
落石があっても当たりそうもないと思われる所で車中泊する。

6月4日(月)
夜中に外を見ると月が明るく光っていた。予報通り好天が期待できそうだ。4時半起床、朝食を食べ、出発の準備をする。近くでテントを張っていた3人パーティー(歩き2人、山スキー1人)もテントをたたみ、準備している。
車外で準備をしていたら、登山者の方が挨拶しながら通りかかった。1昨年6月に山スキーで登った際、途中で言葉を交わした方だった。
今日はシールは持たず、最後まで担ぎあげるつもりでスキーをリュックに括りつける。

メンバー:単独
用具:ホーガン・アルパイン、TLTスピード、スカルパ・マエストラーレ

5:55 2390m 新5合目駐車場
3人パーティーが写真を撮り合っている前を抜け、昨日下見した登り口から登り始める。ブル道に入った所でウィペット・ポールの保護カバーがなくなっているのに気付き、探しながら駐車場まで戻る。車から取り出した時には付いていたはずだが結局見つからなかった。

6:10 2390m 新5合目駐車場
探すのは諦めて再出発、ブル道を途中ショートカットし、夏道の下を辿ると直ぐ新6合目だ。

6:21 2500m 新6合目
小屋の前を通り、富士山頂への標識に従って小屋の間を進む。ここから斜度は一気に増す。しばらくゴツゴツした岩だらけで兼用靴では歩きにくい夏道を進む。やがて雪渓の末端が現れてくる。

6:53/6:58 2650m ここでアイゼンを装着する。後は先行者の踏み跡を黙々と辿りながら登るのみ。上には新7合目の御来光荘が見える。先行の登山者も小さく見える。

7:23 2820m 新7合目 後を振り返るといつの間にか雲が湧いていて下界は見えない。

8:10 3000mを超える。元祖7合目はすぐそこだ。
  
9:05/9:15 3250m 8合目 時々冷たい強い風が吹いて来て、汗をかいた身体が冷やされる。左側から回り込み8合目の小屋の上へ出る。小屋は南面側は露出しているが山側はまだ雪に埋まっている。ここで荷物を下ろして休憩、アウターの上着をを着込み、帽子もヘルメットに替え、アウターグローブも着ける。
後続の若いテレマーカーさんが挨拶を交わしながら元気よく追い抜いて行った。こちらは100歩登っては止まって呼吸を整える。そしてまた100歩登る。そのうちに悲しいかな100歩が50歩になってしまう。辛い。

10:17/10:21 3410m 9合目 4年前の夏に泊った万年雪荘は石垣と屋根の一部が出ているだけだ。ここでも堪らず休憩。
少し斜度は落ちるが辛い登りが続く。早くも下山してくる人がいる。この辺りから前日降ったと思われる新雪が4〜5cmほど積もっている。
10合目への最後の急斜面のトレースはジグを切っている。

11:51/11:55 3715m 10合目浅間大社奥宮 ようやく山頂部に到着、数人の登山者が休憩している。風が強い。浅間大社の鳥居は1mほど出ているだけ、お社も屋根が出ているのみだ。剣ヶ峰目指して歩き始めたところで、今朝駐車場で言葉を交わした方と合い、しばらく雑談してから剣ヶ峰へ向かう。
剣ヶ峰からお釜に向けてシュプールが1組残っていたが虎岩の上までで、火口底までは行っていなかった。自分もあわよくばなどと思っていたが、山頂部に達するだけでこんなへロへロ状態では行けるはずもない。お釜の中を覗くだけで十分だ。
馬の背を強風にさらされながらヨタヨタと登り上げるとようやく剣ヶ峰だ。
 
12:12/12:46 3776m 剣ヶ峰 だれもいないと思った剣ヶ峰の建物の陰から若者が出てきた。殆どが雪に埋もれた「日本最高峰剣ヶ峰」の標柱の前で写真を撮り合う。若者は直ぐにスキーで下って行った。
残念ながら遠くの山々は雲に隠れて何も見えないが、ここは雲の上で富士山山頂部は綺麗に見える。山頂部の建造物には海老の尻尾が付着している。
風の当たらない建物の陰に腰を下ろし、テルモスに入れてきた暖かいコーヒーで一息ついてから腹ごしらえする。気温は手持ちの小型温度計でほぼ0℃。しっかり着込んでいるので風さえ避ければ寒くはない。
すっかり長居してしまった。スキーを履き、滑降開始。慎重を期してお釜側へは入らず馬の背を小回りで下る。

12:49 3725m 10合目 直下の急斜面も凍ってはいないので問題ない。急斜面を抜けると大斜面が広がる。広すぎてスピード感が狂ってしまう。9合目辺りは気持ちのいいザラメ雪。登りで足が疲れ切っているので標高で70〜80mほど滑っては休むを繰り返す。
8合目辺りから下は大分グサ雪になってきた。

13:13/13:28 3100m付近でスキーヤーズライトの雪渓に乗り換えるため、スキーを脱いで露出したブル道を右へトラバースする。ブル道の延長線上に元祖7合目の小屋が見える。暑くなってきたのでアウターを脱ぎ、ついでに腰を下ろして休憩する。
ここから雲の中に入る。視界は50〜100m程か?いずれスキーヤーズライトの雪渓に再度乗り換えねばならないが、登山者の尻制動の跡が続いているので、これを目安に滑って行ったら少し下り過ぎてしまった。元祖7合目小屋の少し下辺りで乗り換えた方がスキーを脱いで歩く距離が短かったようだ。

13::37/13:44 2820m付近 スキーを脱いで肩に担ぎ、火山礫の歩きにくい斜面をヨタヨタと右へトラバースし次の雪渓に移る。グサグサ雪を滑り降りて行くと雲の下に飛び出した。雪渓は2650m地点で終わり。

13:50/14:00 2650m スキーを脱ぎリュックに括りつけて徒歩で下る。

14:05 2500m 新6合目 暑くなってきた。 

14:20 2390m 新5合目駐車場 無事下山できました。感謝!

<沿面距離:12.8km、標高差:1386m>

道具を片づけていると、今日駐車場と山頂で言葉を交わした方が車をわざわざ停めて話しかけて下さった。沼津の方で、今年15回目、通算70回、富士山頂を踏まれているそうだ。富士山に1000回以上登頂している實川さんと云う方が今日も登っていて9合目付近でスライドしているはずだと教えてくれた。

行動中甘いものばかり食べていたせいか、無性に醤油味が恋しくなったので車中で湯を沸かしてカップ麺を啜る。車内を整理してから富士山スカイラインをのんびり下り始める。温泉は天母の湯を予定していたが月曜はお休みとのことで、富士宮市街の富嶽温泉花の湯に入った。中東の死海の塩を輸入して海水の10倍の濃度で溶かしていると云う「塩の湯」があり、入ると身体がプカプカと浮かぶのが面白かった。
18時過ぎに新東名高速に入り、浜松SAまで来たところでダウン、ここで車中泊する。

6月5日(火)
4時に浜松SAを出発し、三ケ日JCTで快適な新東名高速から東名高速に合流する。追い越し車線で並走する車やトンネルの側壁が随分近く感じられる。また路面の痛みも多く、しばらくの間は恐怖すら感じられた。
5時半に無事帰宅できた。


    登り口
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    新6合目雲海荘(朝日が眩しい)
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    新6合目小屋を見下ろす(この少し上で雪渓に入る)
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    雪渓を見上げる(上には元祖7合目小屋、先行者も点々と見える)
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    8合目小屋
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    8合目付近から見下ろす(雲が湧いてきた)
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    8合目付近から見上げる(山頂部が見えてきた。まだ先は長い)
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    9合目小屋(殆ど雪に埋もれている)
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    10合目浅間大社奥宮(鳥居もお社も殆ど雪に埋もれている)
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    剣ヶ峰を望む
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    日本最高峰剣ヶ峰の標柱(頭が少し出ているだけ)
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    剣ヶ峰には若者が一人誰か来るのを待っていた(建造物には海老の尻尾)
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    剣ヶ峰からの眺め
    

    お釜を覗く(唯一のシュプールは虎岩まで)
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    9合目上を登って行く登山者(富士山に1000回以上登られている實川さんらしい)
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    元祖7合目から雲の中へ入る
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    雲の中は
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    雪渓最下部(ここでスキーを脱いだ)
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    夏の登山口は厳重にクローズされていた
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