キャンピングカーで行く山スキーと山歩き

アクセスカウンタ

zoom RSS 弓折岳が乗鞍へ

<<   作成日時 : 2013/04/29 14:20   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 2

ゴールデンウィークが始まったが、今年は待望の初孫が生まれそうで、長期山行の予定が立てられない。そんな中、28日に白山へ行く予定だったKさんを引っ張り出して新穂高から弓折岳へ行く計画を立てたが、前日予想以上の降雪があったようで、秩父沢など谷筋の雪崩が懸念されたため、雪崩リスクの小さそうな乗鞍岳へ急遽転進した。
快晴、強風の中、シールを間違えたKさんは壺足と根性での登高、剣ヶ峰東峰(滑り台トップ)から時期外れでややテクニカルな深雪滑降を楽しんできた。
山頂部では強風に飛ばされた雪がまともに顔に当たって凍傷になるのではと思うほどの寒さだったのに、帰路の車中では暑くてクーラーを入れた。老体には厳しい環境変化でもあった。

    凄い人出だった(帰路、位ヶ原急斜面を5番標識付近から遠望)
画像


    GPSログ
画像


4月27日(土)
昼過ぎに出発、いつものように41号線を北上する。
途中飛騨萩原のバローで食材を調達し、冷蔵庫に収納しようとしたところ床が濡れている。どこかで清水ラインが外れたのかとアチコチ調べたが異常なし、最後に座席のマットと敷板を外して清水タンクを点検しようとしたら、タンクの丸蓋が外したままになっていた。前回のお出かけの帰宅後に触った時、閉め忘れてしまったようだ。最近、この手のポカが多くて嫌になってしまう。床はマットが水を吸ってしまっていて靴下では歩けず、靴を脱がずに履いたままにせざるをえない状況になってしまった。
家を出る時も結構寒くてお山の様子が少し心配だったが、高山から158号線に入ると屋根に20〜30cmの雪を載せた車と時々すれ違い、一体どうなっているんだと益々心配になる。平湯周辺はまるで冬に戻ったような雪景色だった。
新穂高登山者用無料駐車場へ16時半頃到着、新穂高周辺はそれほど積もってはいなかったが、駐車場で山スキー用具を片づけている方がいたのでお話を伺うと、「槍ヶ岳の肩の小屋を目指したが、もの凄い降雪で、槍平で積雪が50cmあって引き返してきた。谷から雪崩れているところもあった」とのこと。弓折岳への道は秩父谷など谷の中を通る。どう考えても危険な臭いがプンプンする。
高山の実家へ帰省中のKさんと電話で相談し、雪崩リスクの小さそうな乗鞍へ転進することに決定。
乗鞍高原の3本滝バス停の駐車場へは19時に到着、駐車場は40〜50台位は停められそうな範囲を除雪してあるが地はまだ雪のまま。ここまでの道路は夏タイヤでも問題ないが駐車場はかなり厳しそうだ。この時点で既に20台ほど駐車していた。今夜はここで車中泊とする。

4月28日(日)
一晩中強い風が吹いていて、時折車が揺れた。4時に起床、適当に朝食をとってから出発の準備に取り掛かっているとKさんもやってきた。駐車場はこの時点で満車近くなっていてKさんは辛うじて駐車することができた。
当初は5時半出発の予定だったが、あまりに風が強いのでしばらく様子を見ることにする。
6時近くになったので準備を済ませてKさんのところへ行くとスキーをリュックに括りつけている。スーパーファット用の幅広シールを間違えて持って来てしまったので壺足で登るという。例年のこの時期なら壺足でもそれほど沈まないが、昨日しっかり降雪のあった直後、とりあえず行ける所まで行きましょうということで出発する。

メンバー:Kさん、ファントム
用具:Kさん−ディナフィット・マナスル、TLTスピード、ガルモントAXON(シールなし)
    ファントム−アトミック・スヌープダディ、TLTバーティカル、スカルパ・マエストラーレ
行程:3本滝バス停6:00−8:14位ヶ原急斜面トップ8:14−9:45摩利支天東峰10:05−10:53 3本滝バス停
GPSデータ:沿面距離;14.7km 累積高度;±3501m(実際はせいぜい±900m程度、GPSを収納した肩ホルダーのチャックを半開きにしていたのでホルダー内の気圧が強風を受ける方向によって加圧されたり負圧になったりしてGPSの気圧高度受感部に入ったのがこの巨大誤差の原因と思われる)

6:00 1816m 3本滝バス停出発、バス停には昨日と今日の7:45発の始発便は降雪のため運休、その後の便も道路を確認してから決定するとの張り紙が貼ってある。
スキー場横の大木が強風で大きく揺れている。
スノーシューを履いた3人組のボーダーが直登コースを登って行く。壺足のKさんもその後を追う。シール登高の自分はいつものように左手の初心者コースから登る。途中の道路もスキーを履いたまま脇の方を進むことができた。私の経験ではこのコースの方が若干遠回りになるが早く登ることができる。

6:29 1970m ツアーコース入口 積雪は十分ある。Kさんの到着をしばらく待つ。やっぱり足が沈んできつそうだ。入口急斜面の上部も中央突破より右手の林間を登る方が楽だ。
  
6:55 2055m 入口急斜面上 2番標識の少し上で剣ヶ峰などが見えてくる。やはり山頂部では雪煙りが大きく舞っている。5番標識付近で真っ青な空を背景に穂高連峰が顔を出す。ツアーコースの雪は大体薄い最中状態だ。
位ヶ原急斜面では部分的に深い吹き溜まりになっていて、Kさん膝まで沈みながら這いあがって来る。根性の塊だ。

8:14 2446m 位ヶ原急斜面上 位ヶ原に出ると一段と風が強くなる。ここまで上着はソフトシェルのままで来たが上に防風用の雨具を着込み、頭もヘルメットに替えておく。
位ヶ原全体が風でパックされた新雪で覆われているように見える。勿論風紋もアチコチで発達している。普段ならカリカリのテカテカになるようなところもザラザラに雪がこびり付いているような感じだ。
強風で飛ばされた雪が頬に当たって痛い、凍傷になるのではと思うほどだ。
強烈な風に背中のスキーが煽られ、所々で深い雪に足を取られながら登って来るKさんは大分体力を消耗しているはずだ。今日の引き際を考える。
滑り台登り口の岩が露出した所でKさんの到着を待って相談すると、まだもう少し頑張ってみるとのこと。ならば行ける所まで行きましょうと登り始める。時々後を振り返るとやっぱり大変そう。後で聴くと腿まで潜る所もあったらしい。
先行のボーダーさんは富士見岳へ向かうため摩利支天東峰を左から巻いて登って行った。

9:45/10:05 2790m 摩利支天東峰(滑り台トップ) 東峰へは、単独のテレマーカーさんとほぼ同時に1番乗り。兎に角風がきつい。雪煙りの向こうに穂高の峰々が真っ青な空を背景に凛として聳えている。そういえば、娘夫婦が昨晩上高地のホテルに泊まったはず、あの雪山を下から見上げているのかな?
位ヶ原には登って来る人影が点々、既に50人以上はいるようだ。肩の小屋方面へ行く人より、滑り台方面へ来る人の方が多そうだ。位ヶ原山荘付近には人影も車も見えないのでまだバスは動いていないようだ。
一通り写真や動画を撮ってからシールを外して滑降の準備をし、下を覗いてみると、kさんスキーを履いてカニさん歩きで登って来る。しかし、まだ大分下の方で到着までには更に20分くらいはかかりそう、到着を待つか少し悩んだが、今日のkさんはトップにはあまり拘らないだろうと勝手に解釈し、滑降開始。
思ったより滑りが悪く前のめりになりそうな雪だ。とりあえず大回りでKさんのところへ。kさんお疲れ様でした。6月の富士山滑降の事前トレーニングがしっかりできたと思うことにしましょう。
ここからは小回りで真下へ滑り降りて行く。ねっとりした片栗粉状の粉雪でしっかり意識的に押し出さないと雪の圧力に負けてしまいそう。でも、この時期に、こんな雪を滑る事ができるなんて感激だ。
滑り台の真ん中辺りで右手に見覚えのあるウェアを発見、3月末にこの辺りを案内して頂いたmaoyukiさんだった。ここでしばらく雑談。
ここからも登って来る人達に「今日は!」と挨拶しながら滑り降りて行く。位ヶ原急斜面付近には登っている人、休んでいる人、結構大勢いたなァー。
5番標識の少し上で穂高連峰を背に記念撮影、この後もまだまだ登って来る人達とすれ違う。バスは多分今日も全便運休になったのだろう。
2番標識の上で、いつものようにしんがりを務めながら登って来る「乗鞍大雪渓」の管理人さんにお会いし、しばらく雑談、やはりバスは全便運休になったようだ。
ツアーコース入口急斜面でもまだ登って行く人と10人以上はすれ違った。
カモシカゲレンデは初級者コースを下り、車道も右側を巻いてスキーを脱がずに下部ゲレンデへ抜けることができた。駐車場から溢れた車が車道沿いに延々と路駐してあるのが見える。

10:53 1816m 3本滝バス停 今回も無事下山できました。Kさん、根性の壺足登高本当にご苦労様でした。

今日の乗鞍はまるで夏山のような賑わいだった。3本滝への道路は路駐の車があると大型のバスは通り難いだろう。駐車場の除雪を早く進めないと連休後半は大変な事になるかもしれない。

下山後、新装なった湯けむり館で疲れを癒した。湯けむり館前から山頂部を眺めると雪煙りは見えない。強風も大分治まったのかな。

    カモシカゲレンデ下部(ボーダー3人組が直登していく)
画像


    ツアーコース入口
画像


    3番標識下を壺足で登るKさん
画像


    位ヶ原から剣ヶ峰(雪煙りが舞う、しらびそ(?)も風下に傾いている)
画像


    強烈な雪煙りで足元も霞む(Kさん提供)
画像


    強烈な風の中を這うように進むkさん
画像


    雪煙りの中を登る(kさん提供)
画像


    摩利支天東峰から穂高の峰々を望む
画像


    上記拡大
画像


    滑走してきた滑り台上部を見上げる(シュプールが見えない)
画像


    5番標識上で穂高連峰を背に(Kさん提供)
画像


    新湯けむり館から見た乗鞍岳
画像


        
実家へ顔を出してから18時過ぎに無事帰宅。明日は車の大洪水の後始末をしなければ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
プラダ トート
弓折岳が乗鞍へ キャンピングカーで行く山スキーと山歩き/ウェブリブログ ...続きを見る
プラダ トート
2013/07/09 09:20

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
同行、そして坪足にお付き合いいただきありがとうございました。出かける前の装備チェックは必要ですね。次回もよろしくお願いします。目的があると体力作りのモチベーションも上がります。
K
2013/04/29 18:53
Kさん
壺足登高本当にお疲れ様でした。あの体力と気力に脱帽です。
今回は季節外れの降雪でバタバタしましたが、乗鞍へ転進したのは大正解でしたね。
次回も宜しくお願いします。
ファントム
2013/04/29 19:36

コメントする help

ニックネーム
本 文

山スキーの記録

2017年
  • 5月 針ノ木岳
  • 5月 木曽駒ケ岳
  • 5月 乗鞍剣ヶ峰
  • 5月 火打山
  • 4月 乗鞍剣ヶ峰
  • 4月 乗鞍位ヶ原
  • 3月 乗鞍位ヶ原
  • 3月 乗鞍冨士見沢
  • 3月 大崩山から平湯キャンプ場へ
  • 2月 輝山
  • 1月 乗鞍冨士見沢
  • 1月 大崩山
  • 1月 栂池天狗原
  • 弓折岳が乗鞍へ キャンピングカーで行く山スキーと山歩き/BIGLOBEウェブリブログ
    文字サイズ:       閉じる