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zoom RSS 5月10日またまた乗鞍へ

<<   作成日時 : 2013/05/11 17:30   >>

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乗鞍最高峰剣ヶ峰のすぐ横に大日岳(奥ノ院)という山がある。乗鞍には色々な山があるが、この大日岳は3014mと3000mを超えているにもかかわらず剣ヶ峰のおまけのように扱われている不遇の山である。
100名山を完登した後、全ての3000m峰に登ることを次の目標にしようかなどと考え始めて、この山が気になりだした。
夏山登山としてわざわざ出かける気にはならないので山スキーのために剣ヶ峰へ登ったついでにこの山に登るという安直な方法を考えた。地図上には剣ヶ峰から岩井谷方面への夏道があり、大日岳との間の鞍部までは、もう地面が露出しているであろうからここを利用し、そこから大日岳山頂までは雪の付いた斜面を登ればいい。沿面距離で400m弱、60〜70mほどの下りと登りで到達できる。スキーは剣ヶ峰山頂へ置いて行くとして2時間かからずに往復できるだろう。。。 この週末は雨予報で、10日金曜は何とか持ちそうという天気予報を信じて10日に登ることに決めた。そして大日岳登頂が目的であって道中はどうでもいいので初めて位ヶ原山荘まで乗鞍岳春山バスを利用することにした。

しかし、剣ヶ峰に辿り着くと下り部分にロープが張ってあって、無情にも「立入禁止」の看板が、、、 剣ヶ峰と蚕玉岳との鞍部から進むことも考えたが、結局今回は自分の作戦ミスとして潔く諦めることにし、このまま下山しては早すぎるので摩利支天東峰まで登り返してから滑り台を滑降し、ツアーコースを下った。
大日岳には、もう少し雪の多い時期に高天原と剣ヶ峰の間を抜けて剣ヶ峰の裏へ回り込み直接取り付くのが正解のようだ。来年の宿題ができたと考えることにしよう。

    近くて遠かった大日岳(3014m)立入禁止の看板が
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    GPSログ
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前日20時前に家を出て、乗鞍高原の三本滝駐車場へは23時過ぎに到着、駐車中の車は3台のみ。

5月10日(金)
前夜は満天の星空だった。5時前に目が覚めた。簡単な朝食をとってからいつもにようにテルモスに熱いコーヒーを入れる。スキーには予めシールを貼っておこう。のんびり山行の準備をしていると山スキーと思しき車も少しづつやってくる。6時半頃単独の山スキーヤーと山ボーダーがそれぞれ三本滝から登って行った。
7:40頃バス会社の方がやって来て、先に乗車券を買う。バスは定刻の7:45より5分ほど遅れてやって来た。

メンバー:単独
用具:ホーガン・アルパイン、TLTスピード、スカルパ・マエストラーレ
行程:3本滝バス停7:55−(乗鞍春山バス)-8:17位ヶ原山荘8:28−10:21剣ヶ峰10:58−10:59頂上小屋下11:14−11:19肩の小屋下11:27−11:46摩利支天東峰12:15−12:41 3本滝バス停
GPSデータ:沿面距離;9.5km、累積高度+894m、-1411m

7:55 1816m 三本滝駐車場 バスには既に4〜5人の乗客があり、三本滝で新たに14名が乗車して、定刻より10分ほど遅れて出発。連休中は3〜4台のバスが出たらしいが今日は平日だからこんなものかな。
つづら折りのエコーラインは所々深い雪の回廊を通り抜ける。20分ほどで位ヶ原山荘へ到着した。

8:15/8:28 2359m 位ヶ原山荘 山荘で登山届を提出し、雪の回廊を少し進んでステップの切ってある所から雪壁を登って雪原へ出る。ここでGPSをセットしてからスキーを履き、先頭で屋根板を登り始める。雪は既に緩んでいて体重をかけると2cmほど沈むが支障は全くない。急激に気温が上昇してきたので急斜面では底雪崩が起こる可能性が無いとはいえない。頭のスミへ置いておこう。屋根板の坂を登りきると位ヶ原に出る。
今日は肩の小屋経由ではなく朝日岳と蚕玉岳の間のコルを目指して真直ぐ進もう。

9:08 2610m トイレ小屋横 前方に三本滝から登り始めた山スキーヤーと山ボーダーが小さく見える。全く同じコースを辿っている。
蚕玉岳下の斜面ですぐ横を雷鳥が足取り軽く登って行った。そういえば、今年会うのは初めてだ。
最後の急斜面に入る頃から足が重たくなってきた。朝日岳と蚕玉岳の間のコルに出る手前で後続のスキーとボードの若者二人組に抜かれた。
コルからは目的の大日岳が良く見える。予想以上に雪解けが進んでいる。

10:21/10:58 乗鞍剣ヶ峰 雪が緩んでいたのでクトーを使うこともなくシールのまま山頂まで登ることができた。位ヶ原山荘から2時間かかっていない。乗車時間を含めても2時間半弱、3本滝から登った場合に比べて1時間ほどは短縮できるので春山バスの1200円はお得と感ずる。(途中の登りを楽しみたい場合は別ですが)
山頂には三本滝から直接登ってきた山スキーヤーと山ボーダーがいたが、暫くしたら滑り降りて行った。
さて、今日の目的はここではない。飛騨側に回り込み、大日岳への道を確認すると、、ガーン!「立入禁止」の看板が立っている。急ではあるが大きな岩の間を抜けて何とか下りて行けそうなのに、そして鞍部から先も容易に登れそうなのに。。看板を無視して行こうかという想いも頭を過ぎるが、自称「良識あるじいさん」を演ずる身として、それはできない。しばらく葛藤が続くが自称良識派が勝って剣ヶ峰から進むのは諦めることにして、先の若者二人と暖かいコーヒーを飲みながら、しばし情報交換をする。
シールを剥がし、滑り降りる準備をしていると後続の人達がボツボツ上がって来る。とりあえず頂上小屋の下まで滑り下りる。

10:59/11:14 2973m 頂上小屋下 往生際の悪い私はここでスキーを脱ぎ、ここから剣ヶ峰の側面を巻いて進めないか確認してみる。登山道はないが砂礫帯と岩が重なり合った所を横に進めば行けそうな気もするが、多分砂礫帯にはコマクサなどの貴重な高山植物があって、これらを踏みつけることになってしまうだろう。。やっぱり止めよう。
ここの岩陰で休んでいた御年72歳と云う山スキーヤーさんとしばらく道具談義してから蚕玉岳との間の急な谷を滑り降りる。グサグサに緩んだ雨溝のある雪だが、テールをズラすことができるのでスピードコントロールしながら中回りで滑り降りる。谷を抜けたら左に折れて摩利支天岳東峰方面を目指す。谷を抜けた辺りから時々ストップ雪が出てくる。

11:19/11:27 2704m 肩の小屋下 ここでシールを貼り、摩利支天岳東面の急斜面を、上部を気にしながらトラバース気味に登って行く。この急斜面を山ボーダーが上から格好良く滑り下りて行った。滑り台の斜面へ抜け出ると、とりあえず一安心。ここでもハイマツのところで何かを啄ばむ雷鳥に遭遇した。

11:46/12:15 2800m 摩利支天岳東峰 ここは3月以降4回目、我ながら呆れてしまう。山頂には三本滝駐車場で隣に停まった車の人達がいた。乗鞍のガイドさんと女性ボーダーのお客さんで、明るく楽しい方達だった。ここでもこの方たちと談笑しながらしっかり休憩、見下ろす位ヶ原には休日ほどではないが人影がポツポツと見える。
滑り台や位ヶ原はストップ雪がアチコチにあって滑りにくい。

12:21 2450m 位ヶ原急斜面上 位ヶ原急斜面に入るとまるで春のスキー場のよう、小さなこぶが並んでいる。ツアーコースの下部の方がストップ雪が少なかったような気がする。ツアーコースの雪はまだ多く、入口急斜面の下部で木の切り株が少し出ていただけで、もうしばらくは問題なく滑ることができるだろう。

12:33 1970m ツアーコース入口 ここからはいつものように初級コースに回る。上中級コースの方はエコーラインを2回横切らなければならないが、初級コースは1回で済む。最後のカモシカゲレンデは雪が大分減っていて、もうあまりもたない感じだ。

12:41 1816m 三本滝駐車場 無事下りてきました。一番の目的の大日岳へは行けなかったものの来季への宿題が一つハッキリしたと考えることにしましょう。

駐車場へ戻り、道具を片づけているとポツポツと落ちてくるものが。早めに下りて来て良かった良かった。
休暇村の温泉で汗を流し、のんびり下道を走って19時前に無事帰宅。
途中の中津川で愛車コルドバンクスの走行距離が10万kmを超えた。6年と10ヶ月、外観は大分汚くなり、ガタも出てきたが、燃費は最近9km/l近くと絶好調だ。

    朝のカモシカゲレンデ
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    雪の回廊を進む乗鞍春山バスの中
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    位ヶ原山荘
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    屋根板上部から振り返る
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    左から剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳
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    (赤線を登り青線を滑った)

    蚕玉岳下で出会った雷鳥
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    剣ヶ峰と蚕玉岳の間から見る大日岳
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    木曽御岳山と大日岳を背に
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    摩利天岳の背後には穂高の峰々が
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    ハイマツと雷鳥    
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    摩利支天東峰山頂にて
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    位ヶ原急斜面下(コブができていてスキー場のよう)
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    ツアーコース入口急斜面を見上げる(ここもコブだらけ)
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    カモシカゲレンデ下部を見下ろす
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    9が並んだ
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    祝!10万キロ 
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平成25年5月8日(水)、高山の篠崎先生が奥穂高岳で落石に打たれて滑落し、お亡くなりになりました。
先生の「寝不足日記」はほぼ毎日拝読させて頂いていて、単に山のもの凄い達人というだけでなく率直な人間味溢れる人柄にも感服し、(私の行く山域とも重なりが多いので)どこかのお山でお会いできればなどと思っていましたが、それも叶わぬ夢となってしまいました。
今は、ただご冥福をお祈りするのみです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大日岳、近くて遠かったようですね。すっかり乗鞍フリークになられましたね。
私も篠崎先生の日記はいつも拝見してました。ハードな山行きと高山近郊のマニアックな山行き、仕事の大変さにいつも驚嘆、関心してました。二度ほど先生のトレースを使わせていただいたこことがありました。面識はありませんでしたが、亡くなられた事、本当に残念で寂しい限りです。
K
2013/05/11 23:25
Kさん
また宿題ができました。再挑戦が楽しみです。(その時はお付き合いを宜しくお願いします。)

偶々、8日の昼のラジオニュースで奥穂で事故があったというのを聞いていたのですが、それが篠崎先生だったとは、、山スキーMLでこの情報が流れてきた時は信じられませんでした。
本当に残念で残念でなりません。
ファントム
2013/05/12 09:07

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