キャンピングカーで行く山スキーと山歩き

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zoom RSS ラストスキーは富士山で

<<   作成日時 : 2014/05/25 10:53   >>

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24日(土)、アラ環2人、アラ古希1人のジイさん3人組で富士宮口からスキーを背負って登り、富士宮口10合目頂上富士館前に荷物をデポ、剣ヶ峰を空身で往復してから頂上富士館と三島岳の間からドロップインし、途中で2回スキーを脱いだものの5合目駐車場横まで滑走してきました。
今日は晴天に恵まれた週末ということもあって大勢の登山者や山スキーヤー、山ボーダーが入山していました。山頂部は強風で、ジイさん3人組は剣ヶ峰からの滑降は諦めましたが剣ヶ峰からお釜へ滑り込む猛者も何人かいました。今年の富士山は残雪が多くまだしばらく滑走できそうですが、私はこれで今シーズンの板納めとします。

    雪に埋もれた日本最高峰標識柱
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    GPSログ
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<メンバー>
kazuさん、okajiroさん、ファントム
<用具>
kazuさん−
okajiroさん−ディナフィット・バルトロ、TLTスピードラジカル、ディナフィット
ファントム−ディナフィット・マナスル、TLTスピードラジカル、スカルパ・マエストラーレ

<行程>
富士宮口新5合目5:42−9:08 8合目9:25−12:13富士宮山頂12:35−12:54剣ヶ峰13:05−13:19富士宮山頂13:40−(スキー滑降)−14:25富士宮口新5合目

<GPSデータ>
沿面距離:11.1km、累積標高:±2262m(地形図上の標高差は1381m)

今季も富士山でラストスキーをと考え、山頂部の雪が緩み、かつ好天の訪れるのを待っていたが、24日(土)にその日がやってきた。
今回は初富士のkazuさん、okajiroさんのアラ環メンバーを加えたジイさん隊を結成、24日5:30出発予定として各々自分の都合に合わせた方法で富士宮新5合目登山口へ向かうこととする。

私は前日14時にキャンピングカーで出発、新東名の新富士ICで下り、富士宮市街で食料を調達してから登山口へ向かう。天気が良ければ富士山がキレイに見える新東名清水PA付近では暗い雲が見えるばかりであった。そして富士宮市街を抜け富士山スカイラインを登って行くと標高1000m辺りから雲の中へ、1500m辺りでは小雨も降りだした。しかし新5合目近くで雲を抜けだしホッとする。18時半頃の到着だったが、駐車車両は数台のみだった。
駐車場に着くと、途中道を譲ってあげた小さなバイクに乗っていた若者二人が「登山口はどこですか」と問うてきた。こんな時間に、ナップザックにズック靴、しかも途中小雨に打たれてきて濡れているはず。本人達は夏山の夜行登山のつもりで来たようだが「「富士山はまだ冬山の季節、そんな状態で登ったら確実に死んでしまうよ。夏になってからまた来なさい」と話したら「判りました。ありがとうございました」と素直に聞いてくれた。

20時過ぎにkazuさんが調達したばかりのキャンピングカーで到着、続いてokajiroさんも到着、この頃から到着する車が増え始め、翌朝には上段の駐車場が殆ど埋まるほどに増えていた。

24日(土)は予報どおり快晴、5時頃にはアチコチで出発の準備を始めている。ザッと見たところボーダー:スキー:登山の比率は5:3:2程度か。我々もスキーをザックに装着し出発準備完了。

5:42 2395m 新5合目出発 夏山用登山口などは未だ厚い雪の壁で入れない。ネット情報どおり周回道路の東の端から入山する。ここまで雪は繋がっている。ステップが切ってあるのでアイゼンは着けずに登りはじめたが雪が硬いので100mばかり進んだところでアイゼンを着ける。
小さな谷を登りきった所で雪のない登山道を60mほど進むと新6合目の小屋、建物の間を抜けるとこれから登って行く雪の斜面が見える。機が遠くなりそうな位先が長い。
暑くなりそうなのでアウターを脱ぎ、ザックに括りつける。
ここから試練の登りが延々と続く、そういえばアイゼン登高は今季初めてだ。普段使わない筋肉が疲れてくる。直登したりジグをきったり色々試しながら登って行く。
8合目までは夏道の右の浅く広い谷筋を登って行く。

9:08/9:29 3230m 8合目 ここで大休止、上方を見れば大勢の人が登っていき、下を眺めればまだ大勢登ってくる。スキーヤーはスキーをザックにつけて、つぼ足にアイゼンが主流だが、シール登高の人も少数ながら見られる。今年の雪の状態ならばシール登高もありの気もする。
9合目、9合5勺の小屋ごとに適当に休みながら上を目指す。
登りながらすることは歩数を数え何歩登ったら休みを入れるかということか、なんで自分はこんな辛いバカバカしいことをしているのかと思うくらいで、恥ずかしながらとても登る途中を楽しめるような余裕はない。
富士宮山頂直下の急斜面は大分岩が露出しているが、登りながら横目に観察すると三島岳下の大岩の根元付近から露岩の間を斜めに縫って抜けられそう。

12:13/12:35 3723m 富士宮山頂 山頂直下の鳥居をくぐってようやく富士宮山頂へ到着、浅間大社奥宮の鳥居はまだ大分雪に埋まっている。
風を避けて、頂上富士館の前に荷物を降ろし、腹ごしらえする。頂上富士館と奥宮の建物の間から剣ヶ峰方面を伺うと強烈な風が吹いていて、スキーをザックにつけて歩くとあおられそう。ちょうど同じ頃山頂に着いたツアーグループもリーダーさんが空身で剣ヶ峰へ行きましょうと話している。スキーをザックにつけたまま剣ヶ峰を目指す若者もいるが、ジイさんトリオは無理せず空身で行くことにしましょう。
GPSとカメラ、ウィペットストックを持って剣ヶ峰を目指す。お釜の縁から見上げる剣が峰はドキッとさせられるほど美しい。
一人のスキーヤーが果敢に剣ヶ峰から直下の急斜面を通りお釜の底へ滑り降りて行った。
北風が強く時々身体があおられる。

12:54/13:05 3776m 富士山剣ヶ峰山頂 馬の背を登り剣ヶ峰山頂にようやく到着、きつく苦しかった登りのことなど忘れてしまう瞬間だ。初富士のkazuさん、okajiroさんも喜んでいる。
「日本最高峰富士山剣ヶ峰」の標識柱も半分以上雪に埋もれている。山頂の構造物には部分的に真っ白な氷が付着している。写真を撮りまくってから慎重に下山開始。
お釜を覗くとトラ岩の上辺りに底から登りあげてくる10人ほどの人影が見える。昨年は自分もあの底まで滑り登り返したが、今はそんな元気など全く残っていない。ただ、彼らに拍手を送るのみです。

13:19/13:40 3723m 富士宮山頂 デポした荷物のところへ戻り、滑降コースを3人で相談する。ザックにスキーやボードをつけて安全なところまでアイゼンで下る人もいるが自分達は登るときに観察してきたコースを滑り降りることにし、三島岳下に移動する。
スキーの流れ止めをつけるために外したアウターグローブが突風で南面の方に飛ばされどこかへいってしまった。
上部は雪面が硬いがエッジはよく効くので助かった。狙ったとおりのコースで岩の間を縫いながら滑りぬけたが途中で1回岩を踏みガリッときた。
後は気の遠くなるような大斜面を滑り降りるのみ、各合の小屋付近で停止しながら大滑降を楽しむ。斜面が広すぎて滑降中の写真を撮ろうとしてもゴマ粒のようになってしまい写真にならない。結局途中で動画を1回撮ったのみ。7合目辺りまで下ると雪質も大分重たくなってきた。7合目からは登りとは違いスキーヤーズライトの雪面を滑り降り6合5勺付近で登りに使った雪面に戻ったが、トラバース箇所の雪は大分少なくなってきていたので、これから行かれる方は7合目からスキーヤーズレフトの谷筋を滑り降りるほうがいいでしょう。
2600m付近で1回スキーを脱ぎ数m歩いてスキーをつけて新6合目の小屋まで滑り込む。ここで再度スキーを外して土の出た登山道を60mほど歩んでからスキーをつけ、スプーンカット状態で滑りにくい谷を滑り下りる。

14:15 2395m 今朝の登り口へ無事帰着 お疲れ様でした。今回で富士宮コースの山スキーは4回目だが、ここまで滑ってこれたのは初めて。この冬の降雪の多さが伺われる。


    早朝の駐車場
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    新5合目登り口(下山時撮影)
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    登り始めてすぐにアイゼン装着
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    新6号小屋から上方を望む
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    7合目付近から下方を望む
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    8合目鳥居を見上げる
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    9合目万年雪山荘
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    9合5勺の小屋から富士宮山頂部を見上げる
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    富士宮山頂にて
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    頂上富士館から剣ヶ峰
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    剣ヶ峰を背に
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    剣ヶ峰
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    剣ヶ峰直下(背後は昔気象レーダがあったところ)
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    剣ヶ峰山頂部の構造物(まだ氷が張り付いている)
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    剣ヶ峰山頂部の建物
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    剣ヶ峰から富士宮山頂方面を望む(建物と右手三島岳との間からドロップした)
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    お釜の底から登り返してくるボーダーグループ
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    岩の間を縫って滑り降りた富士宮山頂直下を見上げる
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    富士山南面滑走
    

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
3年連続?の富士山ですね。剣ヶ峰の登頂もおめでとうございます。自分も行きたかったです。今年は雪が多いようで、滑走結構楽しめたのでは。
kame
2014/05/25 18:25
kameさん
コメントありがとうございます。
kamaさんが行けなくて、ジイさんばかりで山頂まで辿り付けるか多少の不安はありましたが何とか登りあげることができました。
今年はまだ残雪が多く、もうしばらくはできそうです。
ファントム
2014/05/25 23:33
お疲れ様でした スキーでの富士山は初めて 板をつけたリュックが重く八合目辺りから登頂を投げ出したくなりました、が お二人に引っ張られて完登出来て感謝感謝です。風が強くなく気合が残っていればお釜も滑りたかったですが 頂上からの大滑走を十分に楽しめて大変満足しています。私も今期はこれで滑り納めです。ありがとうございました。
okajiro
2014/05/26 04:45
okajiroさん
お疲れ様でした!
登りは私もきつくて、毎度のことながら「どうしてこんな辛いバカバカしいことをしているんだ」と思っていました。でも学習能力が低いのか頂上へ着くと忘れてしまいます。
今シーズン色々ありがとうございました。来シーズンも宜しくお願いします。
ファントム
2014/05/26 09:18
お疲れ様でした。
初富士登山を積雪期に完登できたこと同行された方々のおかげと感謝しまぁーす。ありがとうございました。
今回、お釜にチャレンジできなかったことが惜しまれますが、次の機会にとっておこうと思います。・・・次回の積雪期は富士登山に対して厳しいルールを打ち出されることになりそうだと愛知岳連理事の方が言っていました。
今シーズンの雪上スキーは滑り止めとなりそうです。来シーズンに向かって自転車でいろいろな大会やマイイベントで体力をつけてまいりまぁーす。乗鞍スカイラインへもロードでチャレンジしたいと思っています。


kazu
2014/05/29 20:35
kazuさん
お疲れ様でした!
ところで。我々が馬の背を登り始めたとき、左手の急斜面を滑り降りようとしているスキーヤーと言葉を交わしましたが、富士山の主のような「むらちゃん」さん(http://blogs.yahoo.co.jp/fujisanski/31836544.html)だったようですね。
この「むらちゃん」から「地元自治体からスキー、ボード禁止の声が出ている」という報告が出されていました。来季はどうなるのでしょうね。
今季は同行の機会は少なかったですが、来季も宜しくお願いします。
ファントム
2014/05/29 22:09

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