塩見岳日帰り

色々と変なことが続いた後の厄払い山行として、7月10日に塩見岳へ日帰りで登ってきました。
今回も修行系の厳しい山行となりましたが、はたして厄払いになったのか?

    塩見岳(東峰)山頂
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    GPSログ
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    (地図上の登山道と大きくずれているところが2ヶ所ある)


[行程概要]
ゲート駐車場2:35-(MTB)-2:57鳥倉登山口3:03-5:25三伏峠小屋5:40-6:34本谷山6:37-8:08塩見小屋8:27-9:38塩見岳西峰9:39-9:42塩見岳東峰10:02-10:59塩見小屋10:59-12:25本谷山12:34-13:26三伏峠小屋13:26-15:05鳥倉登山口15:10-(MTB)-15:17ゲート駐車場

<沿面距離:25.7km(内2.5km X 2 はMTB使用)、累積高度:±2135m(内±129mはMTB使用)>

塩見岳は40年以上前に(多分塩川小屋ルートから)登っているが、あまり記憶が定かでなく、100名山完登を目指すからにはキチンと登りなおしておこうと機会を窺っていたが、10日頃に降雨の可能性の低い予報が出たためこれ幸いと出かけることにした。2.5kmほどの林道はMTBを使用するつもりでキャンピングカーの後部に積みこんでの出発です。

今回も、前日出発し、15時には長野県大鹿村の鳥倉登山口手前のゲート前駐車場へ到着、駐車場には既に20台以上の車がある。時間もあるので、鳥倉登山口までMTBで様子を見に行ってくる。林道は最後の300mほどを除いて舗装されていて、所々落石はあるものの走行に支障はない。
9日夜はこの駐車場で車中泊する。

7月10日(火)
前夜、早く寝たので、2時過ぎに目が覚めた。朝食には早すぎるので、何も食べずに出発の準備にかかる。外はぼんやりした月明かりがあって真っ暗ではない。出発の準備を始めたのか、少し離れたところに停まっている車の車内灯が点いている。

2:35 1652m ゲート前駐車場 予定時刻より早いが、ゲート前のポストに登山届を投函し、MTBの前照灯を点けて出発、前日走行して勝手が判っているので走りやすい。最後の方の急な所は無理せず押し歩きする。舗装が終わって300mほど進むと広い鳥倉登山口に着く。

2:57/3:03 1813m 鳥倉登山口 登山届ポストの支柱にMTBをワイヤロックで固定し、ヘッデンを点けて登り始める。登山道はよく整備されていて歩きやすい。0/10から始まる標識が登山口から三伏峠小屋まで立っていて目安になる。4時前頃から段々と明るくなってきた。5時前にはヘッデンを消す。今のところ天気は良さそうだ。左手の北西方向に中央アルプスが小さく見える。
やがて塩川小屋からの登山道と合流するが、この登山道は崩壊のため通行止めされている。
「三伏峠小屋 あと200歩です」の看板が出ると三伏小屋はすぐそこだ。

5:25/5:40 2580m 三伏峠小屋 少し高いところに小屋本体が建っている。左手には総工事費が6000万円かかったという有料トイレがある。ほとんどの登山者は出発した後のようで、小屋はひっそりとしている。
小屋前のベンチに腰を下ろしてバナナを口にする。
小屋から少し下ると左手にテント場があり、10張りほど張ってあるが、テントを撤収中のご夫婦以外誰もいない。更に少し進むと塩見岳と荒川岳を分ける分岐に出るので左の塩見岳方面へ進む。更に10分ほど進むと三伏山(2615m)に着く。谷を挟んでこれから向かう塩見岳が太陽の真下に見える。まだ大分遠い。振り返ると三伏峠小屋が樹林の中に見える。
一旦100mほど下ってから登り返す。途中でアチコチ写真を撮りながら進む2人組の青年を抜く。更に同年代と思しき男性5~6人のパーティーに追いつき先に行かせて頂く。

6:34/6:37 2658m 本谷山 見晴らしが良い、北西に中央アルプスがきれいに見える。北には千丈ヶ岳や北岳らしき山も見えるが、こちらは既に一部雲に隠れ始めている。
ここから、小ピークをいくつか超えながら下って行く。この辺りで、塩見小屋を早朝出発して塩見岳山頂に立ってから下山する登山者と何組かすれ違ったが、皆さん一様に「富士山もきれいに見えた。素晴らしい眺めだった」と嬉しそうに語っていた。
本谷山からだらだらと130mほど下ってからようやく塩見小屋への登りにかかるが、濃い針葉樹林帯で視界もないため長く感ずる。途中で先に追い越した青年2人組が軽やかな足取りで追い抜いて行った。ハイマツ帯に出てようやく視界が開けるがアチコチの谷から霧が登り始めてきた。正面に塩見岳山頂部が大きく見える所まで来て、尾根筋から左手へほんの少し下ると塩見小屋だ。
 
8:08/8:27 2749m 塩見小屋 ようやく到着した。塩見小屋は小さな平屋の建物が2棟とテント張りのものが2棟の小規模な山小屋だ。小屋の直ぐ下にはまだ雪渓が残っている。
雪渓に置かれた小さなベンチに腰を下ろし、菓子パンとゼリー飲料をお腹に流し込みながら休憩する。ここから眺める塩見岳山頂部と手前の天狗岩はなかなか険しい。
青年二人組が出発したので、少し遅れて後を追う。2900mを超えると高山植物が急に多くなる。青年二人組は写真を撮りながら進むので、自分も合わせるように写真を撮りながら後を追う。天狗岩まで登って一旦20m近く下り、いよいよ最後の登りにかかる。ここでダブルストックは縮めてリュックに括りつける。「落石注意」の看板が所々立っている。鎖場はないが斜度があり、浮き石も多いので慎重に登って行く。急な岩場が終わって傾斜が緩むと周囲はお花畑状態で、山頂は近い。
この頃には大分雲が湧き上がっていて遠くの山々は殆ど望めない。

9:38/9:39 3047m 塩見岳西峰 山頂標識と三角点のある広い西峰山頂へ到着。写真だけ撮って5mほど高い東峰へ進む。

9:42/10:02 3052m 塩見岳東峰 着いた!山頂は岩だらけで平らな所が殆どなく、古びた山頂標識があるのみで立派な山容にしてはやや淋しい感じだ。山頂には先の青年二人組ともう一人若者がいるのみ。じっとしていると肌寒くなる。残念ながら遠望は全く利かない。バナナを1本口にする。
黒っぽい雲も出始めたので3人に先行して下山開始。西峰で振り返ると東峰はガスで薄く見えるのみ。山頂近くのお花畑の写真を撮りながら下る。
核心部の急な岩場は岩車に乗って滑ったり、落石を起こしたりしないよう慎重に下る。天狗岩まで来ると、本谷山手前で抜かせて頂いた同年輩と思しき5~6人のパーティーが休んでいたので言葉を交わす。現役時代のお仲間同士なのだろうか実に楽しそうだ。
天狗岩を下った所でダブルストックを取り出す。

10:59 2749m 塩見小屋 小屋には寄らず通過する。ここから一旦240mほど下ってから本谷山まで140mほど登り返す。
 
12:25/12:35 2658m 本谷山 ここで腰を下ろし10分休憩、塩見岳山頂部は雲に覆われている。
ここからも一旦150mほど下って、三伏山まで100m登り返す。下山時の登り返しはなかなか辛いものがある。途中、ポツッポツッと雨の気配があったが降りだす所まで行かなくて助かった。三伏山手前の登りで、かの若者二人組がやっぱり軽快な足取りで追いついてきたので道を譲る。若いって素晴らしいな!
三伏峠小屋下のテント場につくと彼らはテント撤収の準備中だったので、声をかけ先行する。

13:26 2580m 三伏峠小屋 ここも通過、小屋はを超えると急に霧が出てきた。2300m付近に水場あり、冷たい水がうれしい。途中、何カ所か丸太で組んだ梯子状の橋があるが、濡れて滑りやすいので慎重に渡る。いつの間にか霧もなくなっている。長~い下りにいい加減嫌気がさす頃、ようやく下に林道が見えてきた。

15:05/15:10 1813m 鳥倉林道登山口 ようやく着いた。MTBがもう1台停めてあった。MTBのワイヤロックを外し、ストックを縮めてリュックに固定して走行開始、しばらくは未舗装路だが大きな石はないので走りやすい。舗装路に入ったら後はブレーキをかけながら下るのみ。7分でゲートが見えてきた。

15:17 1652m ゲート前駐車場 今回も無事下山出来て良かった。

先に下山していた方の車のバッテリーが上がってしまったようで、ブースタケーブルの手持ちを聞かれたが生憎持って来ていない。お仲間と相談しながら坂道を重力で下って行かれた。
道具を片づけ、MTBを積みこんで林道を下り始める。夕立神パノラマ公園という見晴らしのいいところでバッテリー上がりの車の皆さんが援軍を頼むための電話をかけていた。止まって様子をお伺いするも特にお役に立てそうもないので下り再開、大鹿村中心部へ出て、更に天竜川を超え153号線へ入る。
一度平谷村の道の駅にある「ひまわりの湯」に入ってみたかったので、153号線をそのまま南下、18時過ぎに着くとやけに駐車場の車が少ない、変だなと思いながらひまわりの湯の前へ行ってみると、本日はお休みとのこと。
HPでは水曜休みとなっているのにどうして?
仕方ないので諦めて、汗臭いまま走り20時過ぎに帰宅した。


6月24日の皇海山の記録でも書いたが、今回もハードな日帰り山行のため同じ手法で行動時間が12:50、休憩込みの全所要時間が14:10という行程計画を立て、単独日帰りが可能と判断した。実績は行動時間が11:25、全所要時間が12:24であった。参考までに内訳も含めて写真の最後に付け加えておく。

前回の皇海山では水1.5l、アクエリアス500mlを持参して途中で水切れとなったため、今回はプラティパスに水2l、500mlのアクエリアス2本を持ち運んだ。強烈な日射がなかったお陰か、水はおよそ500ml、アクエリアスもおよそ200mlが残っていた。

残念ながら山頂部では殆ど遠望が利かなかったが、元々、梅雨の合間に雨に会わなければよしと考えて出かけたはず。山頂を踏むこともできたし、綺麗な高山植物も目にすることもできた、そして最も大切な怪我などすることなく無事下山できたこと。これ以上望んだら罰が当たるだろう。
(一所懸命歩いて行を積んだ(?)から、少しは厄払いになったかな?)

    駐車場(前日撮影)
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    林道ゲート(前日撮影)
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    鳥倉登山口
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    登山口から三伏峠までの残分表示板
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    夜が明けてきた(遠くに中央アルプスの峰々)
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    塩川小屋への登山道は通行止め
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    あと200歩の看板(帰路撮影)
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    三伏峠小屋
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    三伏峠小屋前
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    塩見岳/荒川岳分岐
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    三伏山からの塩見岳(遠い!)
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    三伏山から振り返ると三伏峠小屋が見える
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    本谷山山頂
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    塩見小屋(奥左が塩見岳、右が天狗岩)
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    山頂下の鋭い岩峰
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    落石注意看板
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    急な岩場の登山道
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    山頂下のお花畑
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    塩見岳西峰からの東峰
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    塩見岳東峰山頂標識
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    天狗岩を覆う黒い雲
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    登山道の木橋
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    自由に飲める水場(標高2300m付近)
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    鳥倉登山口(MTBがもう1台あった)
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    (登山届ポストはこことゲートの2ヶ所にある)

    出会った花(ミヤマオダマキ)
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    出会った花(イワカガミ)
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    出会った花(ツガザクラ)
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    出会った花(イワウメ)
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    出会った花(ミヤマダイコンソウ)
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    出会った花(チシマアマナ?)
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    行程計画と実績
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この記事へのコメント

k
2012年07月24日 20:48
こんにちは、厄払いはできましたでしょうか?私は、8月は何処か、山に出掛けようと思ってます。(同級生と日帰りですが)、今週ジョギングで、ふくらはぎを痛め、体力作りは休業中です。
ファントム
2012年07月24日 21:32
Kさん
今晩は!ご無沙汰しています。
苦行(?)のお陰か、今のところ厄払いはできているような気もしますが、、、
ところで脹脛の具合はどうですか?早く治して旧友との山登りもしっかり楽しんで来て下さい。

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