2月17日の猿ヶ山

昨年の同じような時期に挑戦したものの1221m地点で敗退した猿ヶ山へリベンジに行ってきました。多量の新雪があったものの後続の方々と一緒に山頂を踏み、深雪を楽しんでくることができました。猿ヶ山は滑走に適した斜面が多い山スキー向けの山でした。

    猿ヶ山山頂にて
画像


    GPSログ
画像


前夜、東海北陸道の飛騨白川PAで車中泊した後、17日(日)6時過ぎに五箇山の小瀬集落の除雪末端へ到着、奥行き3台分ほど、巾2台分以上の範囲が除雪してあり、駐車場所には困らなかった。入山者に対する地元の方々の気遣いが嬉しい。昨夜の雪も朝には止んでまあまあの天気が期待できそう。標高が低いせいか、気温も昨日と打って変って暖かく感じる。

メンバー:単独
用具:ポンツーン、TLTスピードラジカル、スカルパ・マエストラーレ

6:50 422m 小瀬集落 前日のものと思われるトレースが僅かに残る林道を進む。ポンツーンでも脛の半分くらい潜る積雪がある。
小瀬谷の橋を渡った正面の沢は、昨年は雪で埋まっていてここを登ることができたのに今年は流れが見える。ここは右手の杉林の中を登ることにする。杉林の中は積雪がやや少なく登り易い。雪質もまだサラサラだ。この状態を下山時まで保ってほしいものだ。杉林を抜けた所では腿まで潜る所もあった。
540m辺りまで登った所で行き詰ってしまい、仕方なしにスキーを脱ぎ、細い木を掴んだりスキーを横に置いて手がかりにしながら3m弱の段差を何とか登り上げたが、まだ腕力の回復が十分でなく、ここで20分以上費やしてしまった。これなら林道で大回りした方が早かったかな。
 
8:15/8:20 590m 林道合流 休憩していると後続の2人組が追いついてきてトレースの礼を云われた。私と同じ愛知県のSさんとMさんで、以後3人でラッセルを回す。907mの小ピーク手前で小休止、ここを過ぎてからはほぼ尾根筋を登って行く。左下に五箇山インターが見える。気温が上がってきたせいかシールに雪下駄が付くようになりスキーの抵抗が大きくなって苦労する。
 
11:45 1120m上部鉄塔 Sさん、Mさんはここで休憩するというので一人先に進むことにする。

12:01 1221mピーク 昨年、先に進むのを諦めた所だ。昨年より1時間早い。ここからしばらくは殆ど傾斜のない地形を進む。ここで地元富山県南砺市からみえたという男性2人女性一人のパーティが追いついて来てラッセルの礼を云われ、トップを代わって頂く。シールの雪下駄はいつにまにかできなくなっていた。

13:24/14:03 1448m 猿ヶ山山頂 南砺市パーティとトップを交代しながら進みようやく念願の猿ヶ山山頂へ到着、GPSの指す山頂は一番高いと思われる所より50mほど先に進んだ所にあり、念のためここまで足を伸ばしておく。この地点に池でもあるのか直径2mほどの浅い窪みが見られた。(帰宅後ネットで調べたら、前日山頂まで登った方達が風避けに掘った穴の残骸らしいことが判明)
周辺には山スキーに良さそうな山々が沢山見える。南砺市パーティーの方が山座同定をしてくれた。南の方に白山と周辺の山々、猿ヶ馬場山の左の三角形の山は籾糠山、東の方に見えていた北アルプスはいつの間にか霞んで見えなくなっていた。北東には砺波平野が広がり、その先に富山湾、能登半島も見える。太平洋側に住む人間にとって日本海が見えると随分遠くへ来たなと思わされる。
やがて愛知のSさん、Mさんも到着した。
写真を撮り合ったり、遅い昼食をとってからヘルメットをかぶり滑降準備完了、皆さんから一番長くラッセルをしてきたのだからお先にどうぞと暖かいお言葉を頂き、それに甘えて一番手で滑らせて頂くことにする。
皆さんに挨拶してから滑走開始、山頂下の急斜面は雪も深く特に素晴らしかった。昨日の大崩山に比べれば少し重たいものの深雪を心行くまで楽しめる。途中、何回か止まっては後を振り返り写真を撮ったり、景色に見とれる。後方からSさん、Mさんと思われる歓声が聞こえる。
1221mピーク上の平坦地で少しカニさん歩きを強いられた。その少し下でボーダー2人、山スキー1人のパーティーとすれ違う。(今日の入山者はこの3人を加えて9人だった。)
単独なので、登りトレースからあまり離れない斜面を滑る。北向きの斜面の雪はまだ比較的軽い。

14:33 1010m 下部鉄塔を過ぎ、907mピーク手前の細い尾根でも少しカニさん歩きを強いられる。流石にここまで標高が下がって来ると雪質は湿っぽくなってくる。林道ショートカット・コースに入り、540m辺りの登りでスキーを脱いだ段差は隣の2mほどの高さの段差をジャンプして切り抜けた。
小瀬谷の橋を渡ると入山口はすぐそこだ。小瀬集落の方が何かの設備の除雪をしていたので挨拶して横を通り過ぎる。

15:20 422m 小瀬集落 無事戻って来ることができた。思った以上に雪が多かったので一人ラッセルでは厳しかったかもしれないが、後続の方々があったお陰で山頂に達し、快適な滑降を楽しむことができた。愛知のお二人、南砺市の3人の方々に感謝です。

<沿面距離:9.5km、累積高度:±1173m>

道具を片づけていると除雪作業をしていた地元の方が戻って来て話しかけてきた。入山者をよく観察しているようで今朝はこの車が一番で、二番手はあの車などと話され、さらに遭難などを心配されていた。山スキーに対しては好意的に見て頂いているように感じられるだけに、地元にご迷惑をおかけするようなことがないよう駐車マナーや安全等に十分留意したいものだ。

    小瀬集落
画像


    入山口(前日のトレースが僅かに残っている)
画像


    林道ショートカット・コース上部(後続の方が追いついてきた)
画像


    2本の送電線鉄塔を見上げる
画像


    五箇山インターチェンジが見える
画像


    1300m付近から後方を見る(写っているのは南砺市3人パーティー)
画像


    猿ヶ山山頂にて(南砺市パーティーは小宴会中)
画像


    山頂から砺波平野と富山湾
画像


    山頂直下急斜面のシュプール(浮遊感が堪らなかった)
画像


    山頂下平坦地で後方を振り返る
画像


    1200m付近で後方を振り返る
画像

      
    小瀬谷の橋(右の杉林から登り始めた)
画像


    駐車地の様子
画像



この後、五箇山のくろば温泉で汗を洗い落としてから砺波平野に出て道の駅福光で車中泊した。

この記事へのコメント

2013年02月20日 19:32
復活&リベンジおめでとう~♪
ございます^^v
猿ヶ山は、我らも今年初めて山頂を踏めて
楽しんだお山です~^-^

今年、このエリアは当たり!ですよね~ 

ファントム
2013年02月20日 20:07
みいさん
コメント有難うございます。まだ整形外科へリハビリに通いつつ、何とか山にも行けるようになりました。残されたパウダー・シーズンを大切にしたいと思っています。
それにしても白川郷や五箇山周辺は豪雪地帯だけあって面白そうなお山が沢山ありますね。目移りしてしまいます。
遊び大好き人間
2013年02月20日 22:05
猿ヶ山でご一緒した名古屋の2人組です。
ラッセル、ありがとうございました。
ところで金沢での検査はいかがだったでしょうか?
我々は3月第1週に白川郷周辺に入る予定ですが、またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。
ファントム
2013年02月20日 23:06
遊び大好き人間さん
こちらこそ単独では大変だったので大助かりでした。有難うございました。
検査の結果は異状なしで、もうしばらくは安心して遊べそうです。
白川郷周辺良さそうですね。もしよろしければメール頂けませんでしょうか。

この記事へのトラックバック