木曽御嶽山へ行ってきました

9月27日(土)御嶽山剣ヶ峰へ王滝口から登り二ノ池を廻って王滝口へ戻ってきました。下山後駐車場で上部がガスに隠れた御嶽山の写真を撮ろうとしていたところで「ドーン」という大きな音が。 この時点では何の音か確証はなかったが帰路の車中で御嶽山が噴火したというニュースを聞いた、帰宅後テレビを点けるととんでもないことになっている。
噴火がもう2時間早かったら、あるいはもう2時間遅く行動していたら私も巻き込まれていたはず、、下山時に多くの登っていく登山者とすれ違った、、、小さな子供を連れたファミリーもいたが、、、今はただ皆さんのご無事を祈るのみです。
そして大自然の猛威を改めて再認識させられた1日でした。

    下山後駐車場から上部を望む(この写真を撮ろうとしていたとき「ドーン」という大きな音が聞こえた
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    上記と同じ方向の朝の写真(快晴)
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    GPSログ
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7月の東北での山歩以降お山には行っていない。既に大雪山からは初冠雪の便りも聞こえてきた。このままでは来たるべき山スキーシーズンに、仲間についていけなくなるのではと不安が募る。
ここのところ休日も色々用事があったが、家内に無理を言って27日にお山へ行かせてもらうことにした。行き先はなるべく近場で、それなりに登り甲斐のあるところ、、、となると木曽御嶽山以外にない。紅葉も見ごろに違いない。

26日にお彼岸に行けなかった家内の実家の墓参りを済ませ、早目の夕食をとって19時前にキャンピングカーで出発。道の駅三岳へ21時に到着し車中泊する。車中泊と思しき車が10台ほどあった。

27日(土) 4時起床、朝食をとってから王滝の田の原を目指す。田の原には観光バスも来ていて、真っ暗な中団体さんも数パーティが出発の準備をしている。王滝頂上山荘の明かりが見える。
今日のコースは急ぐほどではないし、寝不足感もあったので少し仮眠をとってから出発の準備を開始する。
快晴、御嶽山の中腹は紅葉が綺麗だ。

6:30 2200m 田ノ原登山口 登山届けを提出してから出発、最初は遊歩道を進み、シラビソの樹林帯に入ると七合目の大江権現、ここから登山道らしくなる。 少し登ると右に小さな谷を見下ろす赤ぱげに出る。周囲の岳樺の葉が黄色に紅葉していて美しい。

7:16 2470m 八合目 ここで20人ほどの団体さんを追い抜く。既に森林限界を超えているので見晴らしがいい。2000m付近に雲海があり、中央アルプスが島のように浮かんでいる。
少し登ると富士見石の標石があるが富士山は見えない。
左手に一口水を見ながら急坂を登る。

7:52 2700m 九合目 ここまで来ると王滝頂上山荘が大きく見える。

8:32 2936m 王滝山頂 山荘前を通り抜け、御嶽神社でお参りしてから剣ヶ峰を目指す。鞍部に出ると風が強く寒かったので、今日始めてリュックを下ろして雨具の上着を着込み、羊羹を口に入れる。
毎回、ここを通り抜ける時気になる左手の小さな噴煙が出ている方向を眺めたが、今日は何故か目に入らなかった。
無機質な岩だけの斜面を登りきると剣ヶ峰直下の2軒の山小屋に着く。御嶽頂上山荘の前にリュックを置き、空身で石造りの立派な階段を登って剣ヶ峰山頂の広場へ出る。

 
9:07/9:21 3067m 御嶽山山頂剣ヶ峰 結構大勢の登山者で賑わっている。ここにはこれまでに10回以上来ているが、これほど多くの登山者に出会ったのは初めてだ。
周囲の写真を撮ってから、今日はまだ早いので二ノ池まで行ってみることにする。
頂上山荘でリュックを背負い、二ノ池小屋を目指し下山開始。

9:29/9:33 3000m 少し下ったところで下から登ってくる3人組の登山者、55歳まで勤めていた会社で専門こそ違うが同じ仕事をしていた仲間だった。彼らは御嶽ロープウェイの方から登ってきて剣ヶ峰から五ノ池方面まで足を伸ばすという。話は尽きないがお互い先があるので分かれる。

9:45/10:00 2908m 二ノ池 北東斜面に小さな雪渓が残っているが池は大分小さくなっている。ここからは剣ヶ峰は小さくしか見えない。
二ノ池小屋周辺も大勢の登山者で混み合っているので少し戻ったところで今日始めて腰を下ろして休憩。
腹ごしらえも済んだのでボツボツ帰りましょう。雨具の上着を脱いでリュックにしまい出発。
少し登り返してから右手に剣ヶ峰を仰ぐ形でトラバースし王滝山頂へ抜ける。

10:27 2936m 王滝山頂 この頃からガスが出始めた。

10:46 2700m 九合目 大勢の登山者が登ってくる。小さな子供を連れたファミリーや団体さんもいる。

11:07 2470m 八合目  まだまだ登ってくる人もいる。大江権現で大阪から来たという若者と山談義に花を咲かせながら一緒に下る。

11:40 2200m 田ノ原登山口 無事下山できました。久しぶりの山歩きで心配だったが意識的にゆっくり歩いたせいか、途中休むことなく登りきることができ、下りも足がもつれるようなこともなくてよかった。
楽しい山スキーシーズンを迎えるために引き続き山歩を続けることにしたいものだ。

<沿面距離:9.1km、累計高度:±1090m>

駐車場から山頂部を見上げると朝の景色とは打って変わって八合目付近から上は雲に隠れて見えない。汗で濡れたウェアを着替えてから、朝の景色と比較するための写真を撮ろうとしているとき「ドーン」という大きな音が聞こえてきた。雷にしては少し変だなとは思ったが、山頂部は全く見えないため噴火とは思わなかった。
12時に駐車場を出て下っている時、警察車両とすれ違ったが、落雷事故だったのかなー位に思いながら走行しているとラジオから「御嶽山で噴火」というニュースが流れてきた。家内が心配するといけないので「噴火は下山後のことだから心配要らない」旨電話を入れておく。
15時過ぎに帰宅し、テレビを点けると大変なことになっている。今日は登山者が多かっただけに皆さんご無事でいて欲しいと願うことしかできない自分が歯がゆい。
夜、剣ヶ峰近くで出会った元の会社の仲間に連絡をとると、五ノ池付近で真っ暗になり、五ノ池小屋へしばらく避難、少し空が明るくなった頃を見計らって小屋を出て、何とか無事下山できたとのこと。まずは良かった。

翌28日長野県警から登山届けに基づく安否問い合わせの電話が自宅にあり、無事であることをお伝えした。

    途中の紅葉(1)
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    途中の紅葉(赤はげ)
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    王滝山頂小屋
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    王滝山頂の御嶽神社
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    御嶽山頂剣ヶ峰を望む
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    頂上小屋
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    剣ヶ峰山頂広場
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    山頂標識と二ノ池(遠景は乗鞍と槍穂高)
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    乗鞍、槍穂高(望遠)
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    富士山(望遠)
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    浅間山と蓼科山(望遠)
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    二ノ池(登山者多数)
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    二ノ池から剣ヶ峰(中央)を望む
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この記事へのコメント

Kame
2014年09月28日 17:52
大変な事になっていますね。
最近、お忙しいようで山へ出かけられているとは思いませんでした。それも御嶽へ。無事下山できていない人が多くいるということで胸が痛みます。運としか言いようがありませんが、本当に巻き込まれず良かったと思います。
ファントム
2014年09月29日 07:12
kameさん
コメント有難うございます。
大変なことになりました。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。そして私は唯幸運だっただけで感謝しなければと思っています。
このところトレーニングもさぼり気味で、このままでは来る山スキーシーズンに皆さんにご迷惑をおかけすることになるのではと焦燥感を感じていて今回出かけたところでした。
okajiro
2014年09月29日 20:58
ニュースは見ていましたがまさか登っているとは
運のみでしたね 御無事で何よりです!!
私は9/10?に高天原温泉に行ってきました。何とか1泊2日で済みましたがガーミンを失くしました。朝の散歩は約1時間続けているだけなので皆さんの足を引っ張るかもしれませんが来たryシーズンもよろしくお願いします。
ファントム
2014年09月29日 22:08
okajiroさん
仰るとおり「運」だけでした。
GPSは使っていないetrex VISTA HCxがありますので宜しければ使ってください。
来る山スキーシーズンも宜しくお願いします。
りびパパ
2014年09月30日 19:44
 ご無沙汰しております。ご無事でよかったです。本当にわずかな時間の差で被災しなくて済んだのですね。
 思えばいろんな人がいろんな運命や判断の分かれ道を通過して来て現在があり、ファントムさんや自分もこうやって幸せに暮らしていることに感謝しているしだいです。
 東北太平洋岸もずっと気にかけていただいてありがとうございます。おかげさまで各地で工事は進んでいますが、かさ上げが必要なところはまだ荒れ野原の部分が多いです。先日も名古屋大学の防災関連研究室?から当地に来ていただいてウチの町内会とも「前夜祭」で盛り上がりました。
 秋田駒ケ岳もムーミン谷周遊は残念でしたね。せっかく辺鄙な東北の地まで来ていただいたのに申し訳ないです。あの山もS47頃に雌岳が噴火しましたが雌岳で溶岩が流れ出したり少し飛んだくらいで、すぐ向かいの雄岳に見物に上がる人が多くて危険だと当時騒いでいました。
 三沢の航空祭ではRF-4E/EJJの機体が展示してあり、これにも関わっていらっしゃったのかも知れないと思いながら見てきました。下向きの尾翼が高校生の頃から見慣れていてカッコいいです。
 今後ともご活躍をお祈りしております。
ファントム
2014年09月30日 21:12
リビパパ様
ご無沙汰しています。そしてコメント有難うございます。
世の中何が起こるか判らず、幸運の連鎖だけで生きているのかもしれないなどと思ってしまうこともある今日この頃、幸運に感謝です。
今夏の東北の旅ではお声がけさせて頂こうかとも思いましたが、天候の都合でスケジュールを前倒ししたため失礼してしまいました。
被災地の完全復興にはまだまだ長い時間がかかりそうというのが実感で、それを決して忘れてはいけないという想いを強くしました。
ムーミン谷はまた東北地方へ出かるための口実ができたと前向きに考えることにしています。そういえば秋田駒ケ岳も岩手山も登ったときは全く気にしていなかったのですが火山だったんですね。
これからは山へ行くのにヘルメットが必需品になりそうです。
三沢航空際のFighterには何れにも関わりましたが特にPhantomには能力向上事業に携わったこともあって強い思い入れがあります。
リビパパ様も多方面に精力的に活動されているご様子、益々のご活躍をお祈り致します。
2014年10月01日 18:41
行っておられたんですねーーー!!
ビックリです
早めの行動・下山が難を逃れられ
本当に良かった!ですね 

いつも山スキー、ご一緒する先輩&友も
登っていて、中の湯からでしたが
すぐ濁河に下りて、無事でした 
どこで噴火にあうか、運・不運と
言ってましたー 
思った以上に犠牲者が多く
ともて残念です...><
亡くなった方のご冥福をお祈り...
そしてまだ、不明な方も早く見つかると
いいですねー  
ファントム
2014年10月02日 21:50
みいさん
拙いブログにご訪問頂き有難うございます。
ハイ、急に思いついて行っていました。下山後駐車場で大きな音が聞こえましたが、雲があって田ノ原からは山頂部が見えなかったため、こんなことが起こっているとは露知らず帰途につき車中で初めて噴火を知った次第でした。
47名の方の尊い命が失われるという大惨事になってしまいましたが、正に運・不運としか言いようがありません。お亡くなりになりました方々のご冥福をお祈りします。そして、危険を顧みず救助活動に当たられた消防、警察、自衛隊の方々には敬意を表します。
まだ消息の判らない方も折られるとのこと、早く見つかることを祈ります。
maoyuki
2014年10月05日 23:51
こんばんは
1週間ぶりに訪問してみればビックリ。
記録拝見すれば
カスってるじゃないですか。
寝坊せず現状体力に応じた行動範囲で
おさめたことが幸運を招いたようにも
思えます。
大惨事になり命を落とされた方々の
ご冥福をお祈りするとともに
消息不明者の早期発見を
願わずにはいられません。


本当にご無事でよかったです。

ファントム
2014年10月06日 18:51
maoyukiさん
ご訪問有難うございます。
早起きが三文の徳だったのかは判りませんが、何はともあれ幸運には感謝するところです。
それにしても、紅葉見頃/土曜日/好天/昼時と一番人が集まり易いところを狙いすましたようなタイミング、神様のいたずらにしてもあまりにも酷すぎます。そして犠牲者に子供や若い方が多かったことにも特に心が痛みます。
今は尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈りし、まだ見つかっていない方々の一刻も早い発見を願うのみです。
matkazu
2014年10月28日 22:11
こんばんは
久々にブログを覗きました。
なんと噴火の日に御岳に行ってたんですね!
ご無事で何よりです。
人の運命とはちょっとの時間差で変わってしまうことを痛感しました。
実は私もその日に御岳に写真撮りに行っていました。金曜の夜は三岳の道の駅で車中泊でした。
朝起きると雲に覆われていて景色は望めそうにないと思い、御岳をあきらめて乗鞍へ移動しました。噴火は白骨温泉へ向かうところで知りました。ちょっとの違いで難をまぬがれましたが、お亡くなりになられた方々やまだ見つかってない方々を思うと心が痛みます。
今シーズンも山に行く機会は多くあります。お互い、情報を周知して安全な山行をしていきましょう。
ファントム
2014年10月29日 20:13
matkazuさん
三岳の道の駅に21時ころ着いた時、奥の方にバンコンが1台ありましたが、matkazuさんだったのですね。
この噴火がもう2時間早く起こっていれば私も完全にに巻き込まれていた訳で、本当に幸運に感謝しています。一方で尊い命を落とされた57名もの方々、そしてまだ6名の行方の判らない方々のことを思うと本当に心が痛みます。
もう少しすれば山スキーのシーズンが始まりますが、あらためて安全に気をつけねばと思うところです。

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