高妻山、妙高山、苗場山の記録

8月27日から29日にかけて登った高妻山、妙高山、苗場山登山の記録です。これで100名山は78座となりました。

        妙高山山頂にて(大勢の登山者がいました)
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天候に惑わされ続けている今年の夏山ですが、先週末ようやく数日間雨に会わずに済みそうな予報が出てきたので急遽、信越方面の高妻山、妙高山、苗場山へ家内と出かけることにしました。
これらの山には山スキーで登りたいという強い想いが以前からありましたが、一方で年寄りの単独行ではリスクが大きすぎるという心配もあり、とりあえず夏山シーズンに登ってしまうことにしました。

以下は日を追っての記録です。

8月26日(金)
二人分の荷物を積み込み14時近くに出発、塩尻までは19号線をのんびり走っていましたが、少し時刻も押し迫って来たので塩尻北ICから長野道へ入り、上信越道の黒姫野尻湖パーキングエリアへ20時前に到着、この時点では駐車車両は殆どなく、これは静かで結構と車中泊することにしました。念のため、大型車の駐車帯から離れていて片側は駐車禁止エリアになっている所へ駐車しましたが、夜中に何度かこの駐車禁止エリアにエンジンかけっぱなしのトラックが駐車し、騒音と排気ガスのため結局あまり睡眠がとれませんでした。

8月27日(土)
4時過ぎに寝不足のまま起き、前日買ったおにぎりを無理やり口へ押し込んでから黒姫野尻湖PAを出発、信濃町ICで上信越道を下り、高妻山登山口のある戸隠牧場へ向かいます。県道36号から戸隠キャンプ場側へ右折し、キャンプ場を左手に見ながら進んで戸隠牧場入口下の登山者用駐車場へは5時過ぎに到着、既に5~6台の車が駐車しており、先の方を歩いている登山者も見えます。マイクロバスでやって来た10人ほどのパーティーもすぐに出発して行きました。今朝は予想に反し、青空が広がっています。
家内は今日は1日駐車場周辺でのんびり過ごしたいということで高妻山には登りません。

5:50 戸隠牧場登山口 1194m 登山届を投函し、牧場内の道を一人で歩き始めます。散歩している人もチラホラみえます。牧草地の登山道には所々牛の落とし物があり要注意です。
登山道はやがて大洞沢に入り、沢を何回か石伝いに渡りながら登って行きます。やがて10mほどの滑滝が現れ、次いで大きな1枚岩の長いトラバース道(帯岩と呼ぶらしい)も現れます。いずれも鎖が設けられているので慎重に進めば特に問題はありません。
この先は水流のある登山道を急登します。「氷清水」を過ぎると涸沢となり、やがて一不動避難小屋の下へ飛び出します。

7:13 一不動 1742m 特に疲れてはいなかったので素通りします。ここから小ピークごとに二釈迦、三文殊、四普賢と小さな祠が設けられています。二釈迦から四普賢の間の登山道に緑色をした糞がポツポツと落ちていました。下山時に踏まないよう注意しなければ!

8:15/8:20 五地蔵 1976m ここで初めてザックを下ろして休憩します。この辺りで雲の中に入り周囲の山々や下界は見えなくなりました。五地蔵山山頂はここから200m弱進んだ所にありました。ここから登山道は90°左へ折れ、六弥勒から大きくアップダウンを繰り返しながら七薬師、八観音を経て九勢至へ至ります。

9:09/9:13 九勢至 2050m ここで小休止、山頂部は雲に隠れています。ここから笹の中の登り難い急坂が始まります。標高差で250mほどを登りきるとようやく斜度も緩くなり、しばらく行くと十阿弥陀の祠に着きます。ここから大岩の頭伝いに行くと山頂です。

10:18/10:38 高妻山 2353m ようやく着きました。九勢至からがきつかった。山頂には3名の登山者がいましたので写真を撮って頂きました。残念ながら雲のため周囲の山々は何も見えません。5~6人の軽装の男子高校生が登ってきました。3時間で着いたと話していました。若いって素晴らしいですね。
雲が抜ける兆しもありませんのでアンパンを口に押し込みエネルギー補給してから下山開始。
下り始めると小雨がポツポツと落ちてきました。そのうちに降りが激しくなってきたので雨具を着けて下山を続けます。九勢至上部の急斜面で、途中で追い越した10名ほどの団体さんの他10人ほどの登ってくる登山者をやり過ごしました。

12:03 五地蔵 1976m この頃には雨も上がったので雨具をしまい、下山を続けます。

12:42 一不動 1742m この辺りまで高度を下げると時々下の牧場も雲の切れ目から望めます。  

12:53/13:01 氷清水 1620m ここの水は冷たくて美味しかった。喉を潤し、顔を洗ってからプラティパスを満杯にして下山再開です。

14:06 戸隠牧場登山口 1194m 残念ながら雲のため景色を楽しむことはできませんでしたが無事下山できたのでよしとしましょう。

<沿面距離:13.8km、標高差:1176m、累積高度:±1477m>

一人駐車場へ残した家内も、牧場やキャンプ場周辺を散策したり本を読んだり、久し振りにのんびり過ごすことができたと喜んでいました。
この後、荷物を片づけ、戸隠神社奥の神告げ温泉湯行館にのんびり浸かって疲れをとり、戸隠蕎麦を食べてから今日の宿泊予定地の道の駅しなのへ向かいます。

        戸隠牧場入口
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        滑滝
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        帯岩(下山時に撮影)
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        一不動避難小屋
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        五地蔵
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        九勢至(高妻山山頂は雲に隠れて見えない)
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        十阿弥陀
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        高妻山山頂にて
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        氷清水
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        GPSログ(大洞沢谷筋で少し誤差が発生した)
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        神告げ温泉
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8月28日(日)
4時前に起床、道の駅しなのは静かで良く眠れました。車中泊と思しき車も10台ほど停まっています。18号線のコンビニでパン類を調達してから妙高山登山口のある燕温泉へ向かいます。
温泉街下の登山者用駐車場には5時前に到着、20台ほどの車が停まっていて、薄暗い中出発していく人もいます。
駐車場は結構広く、最上部にはトイレもあります。

5:20 駐車場 1082m 二人で歩き始めます。温泉街はまだひっそりしていて、廃業していると思われる温泉宿もあります。温泉街の最上部が登山口です。
 
5:30 登山口 1147m 登山届を投函してから登り始めます。黄金の湯の前を抜け、舗装された車道を15分強歩くと登山道に入ります。登山道は源泉管理用の資材を運ぶためでしょうか1mほどの幅で舗装されています。

6:13/6/18 赤倉温泉源泉管理小屋 1388m ここには子供会の行事でしょうか、小学校低学年と思われるチビッ子や若い親御さん達10人以上のグループが休んでいました。私達もここで休憩をとります。
ここからも舗装された細い登山道が続き、やがて二つの滝が見えてきます。下が光明滝、上が称名滝です。登山道
は光明滝の落ち口の脇を通り、この辺りで舗装は終わり普通の登山道になります。

6:55 4合目 1594m 麻平経由の登山道との合流点です。ここからしばらく沢沿いに進み、北地獄谷の源頭に達すると左手の急斜面の中の登山道を進みます。5合目を過ぎると斜度は更に増します。

8:15/8:20 天狗堂 1931m ようやく尾根に抜け出て天狗堂に着きました。名前からしてお堂のようなものでもあるのかと思っていたらちょっとした広場と小さな祠があるだけでした。ここで休憩
ここからは尾根道になりますが、いつの間にかガスに包まれていて、周囲の山並みは何も見えません。しばらく進むと左手に光善寺池という小さな沼が出てきます。
 
9:34 9合目鎖場下 2260m いよいよこの登山コース名物の鎖場です。急な1枚岩の斜面ですが、岩にはしっかりとステップが刻んであって鎖もあるので特に不安はありません。直登分を登りきると左斜め上へのトラバースです。後は普通の登山道を登り、やがて大岩の間を縫うように進むようになると南峰はすぐそこです。

10:41/10:45 妙高山南峰 2454m 標高の高い南峰ですが大きな岩の上に祠があるだけです。少しぶらぶらしてから大勢の人がいる北峰へ移動します。途中の広場では20人ほどの学生グループが楽しそうに食事を作っていました。

10:51/11:21 妙高山北峰 2446m 既に30人ほどの登山者が思い思いに休憩しています。長助池側の登山路からも次々と登山者が登ってきて、山頂標識の周囲は大賑わいです。
残念ながらガスが濃く、外輪山の三田原山辺りがガスの切れ目に時々見えるのみで、周囲の山並みは何も見えません。
暑くもなく寒くもない心地よい中でのんびり過ごします。隣にいた単独行男性同士が100名山論議に花を咲かせていました。
12時を過ぎたのでボツボツ下山開始です。まだ続々と登山者が登ってきます。赤倉温泉源泉管理小屋前で休憩していたチビッ子軍団も登ってきました。

12:13 9合目鎖場下 2260m 鎖場も登ってくる人が続くのでしばらく待ちました。

12:58/13:04 天狗堂 1931m

13:48 4合目 1594m

14:20/14:25 赤倉温泉源泉管理小屋 1388m ここで休憩し、靴やストックについた泥を洗い流します。

15:00 登山口 1147m 無事下山出来ました。観光客もチラホラ見かける温泉街を通り抜けます。

15:07 駐車場 1082m まだ時間は早いのに濃いガスのため夕方のように薄暗いです。

<沿面距離:15km(?) 11km辺りが正解か、標高差:1372m、累積高度:±1464m>

道具を片づけ、以前入ったことのある杉野沢の苗名の湯へ向かい、汗を洗い流します。その後、明日の苗場山へ向けて出発、時間も遅くなってきたので妙高高原ICから豊田飯山ICまで上信越道を使い、117号線で道の駅花の駅千曲川へ向かいました。途中の食堂で夕食をとり、道の駅へ着いたのは19時近くでした。国道からの走行音を避けるため一番奥へ駐車します。車中泊と思しき車は他に2台ありました。
ビールを飲み早々に就寝

        登山者用駐車場(下山時撮影)
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        登山口
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        赤倉温泉源泉管理小屋(下山時撮影)
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        光明滝、称名滝
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        天狗堂
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        光善寺池
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        9合目鎖場
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        妙高山南峰
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        妙高山北峰標識
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        山頂のにぎわい
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        GPSログ(北地獄谷上部から本峰尾根にかけて極めて大きな位置誤差が発生)
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8月29日(月)
3時に起床、この道の駅千曲川はウォッシュレット付きのきれいなトイレもあり、静かで車中泊に最適でした。苗場山登山口まで遠いのですぐ出発し117号を北上します。途中のコンビニでサンドイッチを購入し食べながら走行、長野県栄村から一旦新潟県津南町へ入ります。栄村では今年3月12日の北信地震で損壊し補修中の建物や道路が目につきました。
津南町市街地で右折し国道405号へ入ります。5kmほど走ると1車線の山道に変わります。いくつかの集落を過ぎると再度長野県栄村へ入り、小赤沢の集落に入って小赤沢川を渡った所から標識に従って左折して林道へ入ります。ここまでの405号はところどころ2車線のところもありますが1車線が大半で、前方からの車両有無に注意が必要です。
林道を進むと上原集落に続く林道にぶつかります。ここを左折してしばらく進み小赤沢川を渡ると広い3合目駐車場に到着します。入口の右手にトイレがあり、登山口は駐車場の奥の方にあります。
駐車場には既に4台駐車しており、その後も3台やって来て出発して行きました。私達も出発の準備をします。

7:05 3合目登山口 1320m ここでは青空が広がっています。登山届を投函してから歩き始めます。少し入った所に入山者数の自動カウンターが設置されています。針葉樹林の中を登って行くと4合目(1488m)に到着、水場があり、岩の間から水が流れ出ていますが、それほど冷たくはありません。
ここから傾斜が緩くなり、所々水溜りがあります。

8:37/8:40 1690m地点 ここで小休憩、いつの間にかガスが湧いています。これまで東進していた登山道が、ここから右に折れ徐々に斜度が増して、土主体の滑りやすい道に変わります。所々ロープや鎖も設置されていますが登りでは特に使う必要はなさそうです。
嫌な急斜面を登りきると急に平坦になり山頂湿原に飛び出します。

9:59/10/03 山頂湿原入口 2019m ここまでガスで周囲の山も見えず、花もあまりなくて、ただ黙々と歩いていた家内も急に口数が増え足取りも軽くなってきました。
しばらく草原と池塘の中の木道を進み、一旦樹林帯に入りますが、これを抜けると本当の広大な山頂湿原が右手に広がります。新潟県側からガスが湧き上がってきて、時々太陽を隠しますが、陽の当たる所と当たらない所のコントラストが綺麗です。
木道を進んで行くとやがて苗場山頂ヒュッテが見えてきます。ヒュッテには寄らず、直接苗場山山頂を目指します。

10:52/11:43 苗場山山頂 2145m 遊仙閣という無人(?)の建物の裏手の空き地のようなところに苗場山山頂標識が立っています。針葉樹に囲まれているので、天気が良くてもここからは何も見えないように思われます。先行していたご夫婦に写真を撮って頂いてから苗場山頂ヒュッテへ向かいます。
ヒュッテは直ぐです。裏手のベンチでは3組の登山者が思い思いに昼食をとっていました。私達も今回の山行で初めてお湯を沸かし、カップラーメンを作りました。
隣のベンチの方々と話をしながらのんびり過ごし、大分時間も経ったので下山を開始します。

12:21 山頂湿原入口 2019m ここで山頂湿原ともお別れです。しばらく滑りやすい急な登山道を下ります。 

12:39/13:44 1660m地点 小休憩

14:43 3合目登山口 1320m 無事下山できました。

<沿面距離:9.9km、標高差:82m、累積高度:±853m>

道具を片づけ、折角秋山郷まで来たので一番奥の切明温泉まで行くことにします。林道を下り、のよさの里を経由して上原集落で405号線に入り終点まで進むと切明温泉があり、雄川閣の温泉に浸かりました。内湯しかありませんがいい湯でした。河原を掘ると湯が湧き出るという中津川の河原を窓から下に眺めることもできます。

この後、朝来た道を戻り、一旦飯山の市街地まで行って夕食をとった後、道の駅花の駅千曲川へ戻り車中泊しました。

        3合目登山口駐車場
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        3合目登山口
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        山頂湿原入口から苗場山山頂方面
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        山頂湿原(濃いガスが新潟県側から流れてくる)
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        池塘と山頂ヒュッテ
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        苗場山山頂にて
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        苗場山頂ヒュッテ
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        GPSログ
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        切明温泉雄川閣
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8月30日(火)
昨夜も静かでした。ゆっくり起きて出発、117号、18号で長野市に入り、ここで19号に乗り換え信州新町からオリンピック道路で大町へ向かいます。途中、大町市美麻地区の昔の大町スキー場第2ゲレンデ跡の蕎麦畑に立寄りました。ここは、NHKの朝の連ドラおひさまで一面の蕎麦の花の中をヒロイン達が歩くシーンの撮影に使われた場所で、丁度真っ白な秋蕎麦の花が咲いていてとても綺麗でした。着いた時は空いていましたが、そのうちに観光バスが3台もやって来たのには驚かされました。
その後、実家に立寄り、19時前に無事帰宅することができました。

        蕎麦畑(朝の連ドラおひさまのロケ地)
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今回は久し振りの家内と一緒の山行でした。残念ながらガスに邪魔されて遠望は利きませんでしたが、雨も高妻山で少し降られただけで済みましたので、おかしな天気の続く今年の夏山としては上出来と考えることにしましょう。

長駄文最後までお読み頂きまして有難うございます。

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