10月1日 祖母山の記録

祖母山へは距離の短い北谷登山口から9月29日に私一人で登るつもりで準備して行ったが、次のような経緯で10月1日神原登山口から登るように変更した。

29日早朝北谷登山口まで行ったものの、台風17号による雨が予報より早く降り出して本降りになった。登山口で迷っているとレンタカーに乗った若い夫婦連れが来て完全装備で風穴コースを登って行った。しかし、土砂降りの中を登るほどの根性もないし、ここまでの5kmほどの狭くて危なっかしい林道が土砂崩れ等で不通になってしまうのも心配なので人里まで戻ることにする。少し下った切り通しのところで山側の木が根元を雨で洗われたのか道路を塞ぐように倒れている。乗用車なら何とか通れそうな高さだが、車高が3mあるキャンピングカーでは通れない。苦労して何とか倒れた木を道路に並行するように抑え込んで通り抜けることができた。
この先更に多量の雨が降ることが予想されるので、台風17号通過直後にキャンピングカーでは立ち入ることができない可能性が残る。北谷登山口からの入山は諦めることにしよう。手持ちの資料で調べると、大分県竹田市の神原(こうばる)登山口からの方がアプローチ道路が良さそうなので、距離は少し長くなるが、こちらから、天候の回復する10月1日に登ることにする。

    祖母山山頂にて
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    GPSログ
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10月1日(月)

昨日の内に神原登山口へ入って車中泊した。ここへ来るまでの道路は予想通り、最後の1.4kmを除けば普通の山道だった。最後の1,4kmも幅こそ狭いものの簡易舗装されていて北谷登山までの林道とは雲泥の差だった。また、登山口にはきれいに掃除されたトイレもあった。
台風も去ったので誰か登山者が来るかと思ったがどなたも見えなかった。

6:22 680m 神原登山口 家内は最初からこの山には登るつもりはないので、登山届に記帳してから一人で出発する。特に今回は祖母山周辺で熊のような大型動物を見たと云う情報があるということで初めて熊鈴を付けてきた。簡易舗装された林道を少し進むと二俣に分かれる。直進の道の方が近そうだったので進む。直ぐに杉の人工林へ入り、小さな谷を横切りながら神原渓谷右岸を遡って行く。御社の滝の下で川を渡るが、昨日までの雨でまだ増水していて渡れる所を探すのに手間取った。渡ると直ぐに二俣の道の一方と合流し、少し登ると5合目小屋が見える。

6:54 860m 5合目小屋 しっかりした作りの小屋だ。ここからしばらくは丸太を組んだ階段が続く。200m毎に距離を示す道票が設置されていて自分の位置を把握しやすい。登山道は土、木の根、苔むした岩など濡れていて滑りやすい箇所が多い。標高1000mを超えるとブナの巨木が多い。この辺りの笹が全面枯れていて異様な感じだ。
標高1300m辺りに「いのち水」と書かれた水場があり、口に含んでみたが青臭く感じたので飲むのを止めた。雨水が流れ込んだせいかもしれない。

8:16/8:18 1473m 国観峠 ここまでずっと樹林帯の中で空は見えなかったが、ようやく開けた場所に出た。ここで北谷登山口からの九州自然歩道コースと合流する。
ここからも背の高い笹やあせびの林の中を進むため空は見えない。登山道に水が流れていたり、濡れていたりして相変わらず滑りやすい。途中で9合目小屋へ続く道を分ける。
北谷登山口からの風穴コースと合流し、ようやく視界が開けると山頂はすぐそこだ。

8:58/9:24 1756m 祖母山山頂 ほぼ2時間半で到着した。台風が去って天気も回復したことだし他のコースからの入山者があるのではと期待したが山頂には誰もいなかった。仕方ないので山頂写真をセルフタイマで撮影する。
まだ、雲の残っている所があって、阿蘇山は判るが九重山の方はよく見えない。
名前を知らない山々をぼんやり眺めながら少し腹ごしらえし、下りでのスリップが懸念されたのでストック先端の保護キャップを外して下山開始。
9合目小屋への分岐手前でようやく後続の2人パーティーに合い、ホッとする。結局山中で会ったのはこのお二人のみだった。

9:56 1473m 国観峠 ここからもスリップに注意しながら淡々と下る。やがて右側に神原渓谷の最上流部が現れるが結構形のいい滝が樹木の間を透して垣間見える。

11:10 860m 5合目小屋 来る時苦労した御社の滝下の渡渉部も水かさが少し減って渡り易くなっていた。途中2合目の滝の案内板があったので寄ってみた。

11:33 680m 神原登山口 2時間少々で無事下山することができた。登山届に下山時刻を記入して終了

これで百名山99座目、いよいよ1座を残すのみとなった。正直な所、この時期のこのコースは滑りやすい樹林帯を黙々と歩くだけで面白味はなかった。百名山に興味のない家内がパスしたのは正解だったように思う。(紅葉の時期は良いかもしれない)

<沿面距離:8.4km、累積高度:±1123m>

この後、神原の里へ下って神の里交流センター緒環(おだまき)で遅めの昼食をとった(安くて美味しかった)が、ここのおばさんに「熊」の話をしたら、ここに50年以上住んでいるが誰も熊を見たりしたことはない、かもしかを見間違えたのではないかと語っていた。さて本当のところは?

    神原登山口駐車場
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    登山届ボックス
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    御社の滝
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    5合目の小屋
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    山頂と登山口までの距離を示す標識(周囲の笹が枯れている)
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    いのち水
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    国観峠(樹木のない広場)
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    祖母山山頂部
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    山頂からの眺め(阿蘇山)
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    山頂からの眺め(古祖母山方向)
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    2合目の滝
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    Excerpt: 10月1日 祖母山の記録 キャンピングカーで行く山スキーと山歩き/ウェブリブログ Weblog: プラダ トート racked: 2013-07-07 12:57