新年初山スキーは乗鞍滑り台へ

新年おめでとうございます。
拙いブログですが本年もご訪問頂ければ幸いです。

今年の初山スキーは3日、Mt.乗鞍スキー場から入りツアーコースを辿って摩利支天岳東の通称滑り台を登りトップから滑ってきました。残念ながらパウダーとはいきませんでしたが風に叩かれて少し固くなった底付きなしの深雪を楽しんできました。

    滑り台に残したシュプール(中段右の小回りがマイ・シュプール)
画像


    GPSログ(赤:シール登高、青:滑降)
画像



<記録>
メンバー:単独
用具:ディナフィット・マナスル、TLTスピードラジカル、スカルパ・マエストラーレ
行程:ツアーコース入口9:04⇒10:31位ヶ原急斜面上10:39⇒11:48滑り台トップ12:08⇒12:31ツアーコース入口12:33⇒12:38第3駐車場
登高:沿面距離 4.8km、累積高度 +940m
滑降:沿面距離 7,2km、累積高度 -1250m

年末からお山は荒天が続いていたが3日は好天が期待できそう。しかし、今回も仲間と都合が折り合わず、行くとすれば単独行となる。
心配性の家内(心配してくれて有難いことなのですが)は最近(私の目から見れば)異様な位「単独行」に過敏になっている。年末の野麦峠スキー場行きは人のいるスキー場だからとOKを出して貰えたが、スキー場はもう飽きたので山へ入りたい。
そこで考えた作戦は、、「乗鞍ツアーコースは人気の山スキーコースで、好天が期待できる3日は大勢の人が必ず入るからキチンとした装備で安全に配慮した行動をすればスキー場と大差ない」、、無理せず慎重に行動することを条件になんとかOKを貰うことができた。

2日夕食後19時前に出発、道路はガラ空きで、藪原から奈川渡ダムまでの間にすれ違った車は1台のみだった。22時にマウント乗鞍スキー場第3駐車場へ到着、正月3が日だけあって20台以上の車中泊車がいる。キャンピングカーも4台あった。

3日は6時半に起床、第3駐車場には次々と車が入って来る。空は真っ青、剣ヶ峰や摩利支天が眩しい、摩利支天右には今日向かう予定の滑り台が手招きしている。
スキーの選択に迷ったが、昨日の降雪量は少なく、一昨日の降雪はかなり沈んでいるだろうし、私の足では悲しいかな先頭ラッセルもないだろうからスーパーファットではなくセミファットのマナスルで行くことにする。今回はアイゼンが必要な所が出てきたら引き返すつもりなので持たないが、念のためクトー(スキー用アイゼン)だけは持って行くことにしよう。

駐車場にはバックカントリー装備のスキーヤーやボーダーの姿がチラホラ、予想通り仲間がいて先ずは一安心。
8:30のリフト運転開始を待って、リフト3本を乗り継ぎカモシカゲレンデ上部のツアーコース入口へ向かう。
カモシカリフト乗り場で休暇村の方から登って来たmaoyukiさんと乗鞍大雪渓webの管理人さんに出会った。
ツアーコース入口でmaoyukiさんからは一緒に行きましょうと暖かい声をかけて頂いたが、剣ヶ峰山頂狙いの彼の足を引っ張るのは明白、私は滑り台狙いでマイペースで行くことにします。
シールを着け終わりアウターをザックにしまい込んだmaoyukiさんは脱兎のごとく登って行った。

9:04 1971m ツアーコース入口出発 既に登りのレールがしっかりできているので有難く使わせて頂く。トレースは靴上辺りの深さ、トレースを外すと乗鞍特有の風で飛ばされてやや密度が増した片栗粉状の乾いた粉雪が底なし状態に積もっている。この雪の状態は位ヶ原下急斜面までほとんど変わらなかった。
ツアーコースの積雪は増えて藪も殆ど埋まっている。

10:04 2332m 6番標識 登り始めて1時間丁度で6番標識に到着、ツアーコース内は風もなくて日射しも強いのでゆっくりペースできても汗が噴き出す。6番標識付近のウェーブも大分埋まってきた。
位ヶ原下急斜面はまだ手つかずの状態で残されている。数日前に発生したという雪崩はやはり右側の一番急な所から切れたようで破断部らしい所が雪庇状に残っていた。
ここを登りきると風が強くなってきた。

10:31/10:39 2446m 位ヶ原入口 急斜面を登りきったところの木の陰で初めてザックを下ろして休憩、ここで帽子からヘルメットに形態変更しておく。
位ヶ原は春先のような平らな台地ではなく、まだ地形がそのまま残されている所が多い。また位ヶ原名物のカチカチアイスバーンもまだなく、シールが良く効く。積雪は浅いトレースが残る程度だ。
白装束を纏った高天原、剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳、摩利支天を眺めながら位ヶ原を進む。右手からは十石山の先の穂高の峰々が迎えてくれる。後方には八ヶ岳や中央アルプス、南アルプスの山々が見える。
蚕玉岳下の急斜面を登って行くmaoyukiさんと思しき人影が小さく見える。
位ヶ原へ入った人の多くは滑り台へ向かうようだ。肩の小屋方面へも何人か進んで行くが直接剣ヶ峰方面へ向かう人影は3人か、その内1人は途中で滑り降りてきた。
大分疲れてきたので大雪渓口の避難小屋で休憩しようかと目指すが、maoyukiさんの登りっぷりを見て気が変わり、ゆっくりでも休まずに滑り台トップを目指すことにする。
滑り台を登っている途中で、上から山ボーダー2人が歓喜の奇声を発しながら滑り下りてきた。

11:48/12:08 2810m 滑り台トップ ヘロヘロになりながらようやく到着、全行程シールがよく効き、クトーの出番はなかった。
トップにはヘルメットにカメラを付けた山スキーヤーが一人、ご挨拶してから周囲の写真を撮りまくる。
奥穂高の左奥には槍ヶ岳も見える。岳沢の上の吊尾根から前穂、明神岳へ続くラインも美しい。
この時期に、こんな好天に巡り合うのは珍しい。来て良かった、頑張って登って良かったと思う瞬間だ!

シールを外しまだ荒らされていない斜面に突入。最初は雪の状態を確かめるためゆっくり目の大回り、表面は風に叩かれて少し固いが下の方はそれほどでもない。雪の密度が高めのためか少し踏み込むと大きな反動が帰って来るのでセンター巾95mmのセミファット板でも全く問題なく滑れる。大回り、小回りを交ぜて一気に滑り台中段下まで滑り下り、後を振り返って余韻に浸る。正に至福の一時だ!
滑り台下部で乗鞍大雪渓webの管理人さんと出会い情報交換する。
位ヶ原下の急斜面もまだ荒れていない所が残っていて楽しめた。しかし巾の狭いツアーコースに入ると既に雪面はズタズタで消化試合的な滑り、それでもツアーコース入口急斜面には若干最後の楽しみが残されていて良かった。

12:31/12:33 1971m ツアーコース入口 後はスキー場を滑り降りるのみ、色とりどりのウェアで賑わうゲレンデを遠慮がちに滑り降りる。

12:38 1566m 第3駐車場 今日も無事下山でき良かった良かった。早速家内へ無事下山の連絡を入れておく。

ザックに詰めて行った食糧は小さな羊羹を1個食べたのみで結局持ち帰ってしまった。用具を片づけ、車内で湯を沸かしカップ麺を食べてから、14時前に出発、途中眠たくなってチェーン脱着場で15分ほど仮眠した以外は走り通し、あまり大きな渋滞に嵌ることもなく17時半に帰宅できた。

    朝日に輝く乗鞍の峰々(第3Pから)
画像


    ツアーコース入口にて
画像


    入口急斜面
画像


    6番標識付近のウェーブ
画像


    まっさらな位ヶ原下急斜面
画像


    位ヶ原入口(左から剣ヶ峰、蚕玉岳、朝日岳、鞍部を挟んで摩利支天岳)
画像


    摩利支天岳とその右の滑り台
画像


    野麦峠スキー場後方に中ア、南アが見える
画像


    上写真ズームアップ(遠景は甲斐駒ケ岳と千丈岳?)
画像


    滑り台トップからの槍、穂高、常念岳
画像


    槍、穂高ズームアップ
画像


    旧コロナ観測所
画像


    お絵かき後の位ヶ原下急斜面(正面やや右に先日の雪崩破断面)
画像


    帰路振り返る(大分雲がでてきた)
画像

     
今回も心配しながら送り出してくれた家内に感謝!次回もよろしく! 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

maoyuki
2014年01月04日 16:06
こんにちは
一番いいところを滑ってますね。
スキー場トップから出て午前中に余裕で滑り台のピークそして下りはたった30分で駐車場。
ぶっ飛ばしすぎ、赤切符モノです。
でもハンドル名の通りですね。
ファントム
2014年01月04日 18:39
maoyukiさん
決して余裕の登りなどではなく、途中で何度か怠け虫が出かかりましたがmaoyukiさんの登りっぷりに励まされ、ヘロヘロになりながらも何とか登り上げることができました。
おかげで楽しい滑りを満喫することもできました。
kame
2014年01月04日 21:46
天気は最高だったんですね。ヘロヘロでもマダマダ行けそうな感じで何よりです。パプパプはもちろん、「片栗粉状の乾いた粉雪」も同等に気持ち良いですね。
ファントム
2014年01月04日 22:59
kameさん
お陰様で久し振りに好天に恵まれました。
昨年のトレーニング不足のつけが廻って来たのか、寄る年波のせいなのかは判りませんが、最近、1時間も登ると身体が随分重たく感じられ、登高ペースがガタ落ちとなります。
kameさんの足を引っ張ることもあろうかと思いますが今後も引率宜しくお願いします。
派手にスプレーの撒き上がる軽い粉雪もいいですが、私はやや技術を要する「片栗粉」滑走の方がより面白いように思います。
okajiro
2014年01月05日 10:24
31日に腰痛を再発してせっかくのお誘いも家で安静養生中 楽しくレポートを読ませていただきました。早く治して復帰します(2月末?)
ファントム
2014年01月05日 12:48
okajiroさん
コメント有難うございます。
ベストシーズンに安静療養中、、淋しいことと思いますが、まだまだシーズンは長いので完全復帰を目指してあせらずじっくり治して下さい。待ってます!
peposiman
2014年01月06日 18:22
ファントムさん
初めまして&こんばんは。
ヤマレコでのコメント有難うございます。
御見受けするところ私の両親位の年齢の方と思いますが
ツアーコース急斜面上でパスされる時に
『早いなぁ、この人達』と思い畏れ入りました。
上信地区でまた御会いしそうですのでその時は宜しくです。
ファントム
2014年01月06日 18:31
peposimanさん
コメント頂き有難うございます。
多分そんな年代だと思います。周囲に心配かけながら自分としては楽しんでいますが「年寄りの冷や水」状態とでも云うのでしょうか。
ところでヘルメットカメラの映像綺麗ですね!自分が滑っている気分になります。
また、どこかでお会いした際は宜しくお願いします。

この記事へのトラックバック